山陽3000系

3032F

会社名 山陽電気鉄道
形式 3000系
使用線区 山陽電鉄本線・山陽網干線・神戸高速鉄道・阪神本線
制御方式 抵抗制御1C8M
主電動機 直流直巻電動機定格125kW
ブレーキ 電磁直通式HSC-D
(電気制動・応荷重装置付き)
台車 1次車:軸梁式金属ばね台車 OK-21C・OK-25B
2次車:ウィングばね式金属ばね台車 KW-1・KW-2
3次車:ウィングばね式ダイレクトマウント空気ばね台車KW-15・KW-16
最高速度 110km/h
加速度 2.4km/h/s
減速度(通常) 4km/h/s
減速度(非常) 4.5km/h/s
製造初年 1964年
電気方式 直流1500V
軌間 1435mm
保安装置 ATS(阪神・山陽)
定員 140人(先頭車)
150人(中間車)
車体 鋼製・アルミ製
扉枚数/座席形状 18m級3扉ロングシート
所属 東二見車庫
編成 3両・4両
既存両数 38両
製造メーカー 川崎重工

山陽3000系電車は、1964年から導入された通勤形電車である。神戸高速鉄道開業に伴う車両所要数の増大に対応して、3次に分けて1971年までに70両が製造された。

主電動機
従来、山陽電鉄線では軌道法に基づく併用軌道区間が存在したことから、編成長に制約が存在していた。神戸高速鉄道乗り入れにより併用軌道が廃止され、制約が解消されることから4両編成での運行が計画された。このため当面はMT比1:1で山陽電鉄線内での特急運用における想定最高速度(110キロ)をカバーでき変電所の負担増を最小限に抑制できるもので、後年乗り入れ先での性能要求(阪急線内での高速走行及び阪神線内での高加減速性能)にはMT比の変更で応える、という所要条件においてメーカーである三菱電機からの推奨に従い、主電動機として当時同じ1,435mm軌間の近畿日本鉄道(近鉄)の大阪線と奈良線で特急車や通勤車に使用実績を重ねていたMB-3020系電動機が採用された。駆動装置は2000系と同様、WNドライブを採用しているが、歯車比は5.47 (82/15) と2000系より高く設定され、これは最新型の6000系まで踏襲され続けている。

台車
第1次車では2000系の設計を踏襲し、軸梁式金属ばね台車のOK-25B(電動車)・OK-21D(制御車)を採用した。

これに対し、神戸高速鉄道開業に対応する量産車となった第2次車ではウィングばね式金属ばね台車であるKW-1(電動車)・2(制御車・付随車)が新たに設計され、この系統の台車は3050系第2次車まで採用された。

1973年の3050系第3次車では、2000系2010F以来となるウィングばね式ダイレクトマウント空気ばね台車のKW-15・KW-16が採用され、以後、3050系についてはオイルショックの影響による増備中断を挟んで、KW-15・KW-16のブレーキ系を通常仕様に変更したKW-27・KW-28、円筒案内式ダイレクトマウント空気ばね台車のKW-35・KW-36Aと製造時点で採用可能な設計の空気ばね台車を装着し、竣工している。

パンタグラフ
3000形および3200形については従来形式と同様のPK-55菱形パンタグラフが2基ずつ中間電動車に搭載されているが、3050形と3100形については集約分散式冷房装置の搭載スペースを捻出するため、投影面積の小さなPK-57下枠交差式パンタグラフが各2基ずつ中間電動車に搭載されている。

ブレーキ
2000系までのARSE-D発電制動付き電磁自動空気ブレーキに代えて、セルフラップ弁の採用で応答性が良く、発電ブレーキをブレーキ弁側で指令可能で操作も良好な三菱電機HSC-D発電制動付き電磁直通ブレーキ(応荷重装置付き)が採用された。

山陽3000系 4両編成 8両  
←西代     山陽姫路→
3000Mc 3000Mp 3500T 3600Tc
3030 3031 3505 3615
3032 3033 3502 3611
山陽3000系 3両編成 30両
←西代   山陽姫路→
3000Mc 3000Mp 3600Tc
3006 3007 3603
3008 3009 3604
3010 3011 3605
3012 3013 3606
3014 3015 3607
3016 3017 3608
3018 3019 3609
3020 3021 3610
3026 3027 3613
3028 3029 3614
会社名 山陽電気鉄道
形式 3050系
使用線区 山陽電鉄本線・山陽網干線・神戸高速鉄道・阪神本線
制御方式 抵抗制御1C8M
主電動機 直流直巻電動機定格125kW
ブレーキ 電磁直通式HSC-D
(電気制動・応荷重装置付き)
台車 ウィングばね式ダイレクトマウント空気ばね台車 KW-27・KW-28
円筒案内式ダイレクトマウント空気ばね台車 KW-35・KW36A
最高速度 110km/h
加速度 2.4km/h/s
減速度(通常) 4km/h/s
減速度(非常) 4.5km/h/s
製造初年 1972年
電気方式 直流1500V
軌間 1435mm
保安装置 ATS(阪神・山陽)
座席定員 140人(先頭車)
150人(中間車)
車体 鋼製
扉枚数/座席形状 18m級3扉セミクロスシート
所属 東二見車庫
編成 3両・4両
既存両数 63両
製造メーカー 川崎重工
山陽3050系 4両編成 63両  
←西代     山陽姫路→
3050Mc 3050Mp 3530T 3630Tc
3050 3051 3530 3630
3052 3053 3531 3631
3054 3055 3532 3632
3056 3057 3533 3633
3058 3059 3534 3634
3066 3067 3538 3638
3068 3069 3539 3639
3070 3071 3540 3640
3072 3073 3541 3641
3074 3075 3542 3642
←西代     山陽姫路→
3050Mc 3050Mp 3500T 3630Tc
3060 3061 3506 3635
3062 3063 3504 3636
3064 3065 3507 3637
3076 3077 3500 3643
3078 3079 3501 3644
←西代   山陽姫路→
3050Mc 3050Mp 3600Tc
3100 3101 3619

  

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