山陽電鉄5030系

5630F

会社名 山陽電気鉄道
形式 5030系
使用線区 阪神本線・神戸高速鉄道・山陽電鉄
制御方式 IGBT方式VVVFインバータ制御
1C1M
主電動機 かご形三相誘導電動機
定格130kW
ブレーキ 回生制動併用全電気指令式電磁直通空気制動
台車 軸梁式ダイレクトマウント空気ばね台車KW-93A・94A
最高速度 110km/h
加速度 2.8km/h/s
減速度(通常) 4.2km/h/s
減速度(非常) 4.5km/h/s
製造初年 1997年
電気方式 直流1500V
軌間 1435mm
保安装置 ATS(阪神・山陽)
座席定員 36人(120人)先頭車
42人(130人)中間車
車体 アルミ製
扉枚数/座席形状 18m級3扉セミクロスシート
所属 東二見車庫
編成 6両
既存両数 30両
製造メーカー 川崎重工

山陽電気鉄道5030系電車は、1997年に登場した山陽電鉄初のVVVFインバータ制御車両である。5000系と同じ3扉セミクロスシート車だが、1-2配列の転換クロスシートになっており、5000系とは一線を画す車両である。1998年2月から運転を開始した阪神梅田への直通特急のために増備された車両で、6両編成2本が新製された。車体は5000系と同様のアルミ製で、外観デザインも5000系を踏襲しているため、外観上は5000系と変わりなかった。車内は阪神線内での混雑に対応するため、従来の5000系が2-2配列の転換クロスシート車だったの対し、5030系は1-2配列の転換クロスシートとなり、立席スペースを確保した。車端部は5000系と同様にロングシートとなっている。車両側面の行先表示はLED表示となった。また車内ドア上部には車内案内表示器が千鳥配置された。山陽では初のVVVFインバータ制御を採用し、IGBT素子による1C1Mの個別制御式3レベルインバータ制御となっている。主電動機は交流かご型誘導電動機で定格170kWとなっている。台車は滑走検知装置も装備した軸梁式ダイレクトマウント空気ばね台車となっている。パンタグラフは下枠交差型を採用した。5030系は1997年に6両編成2本が新製され、2000年には直通特急増発に備えて、5000系4両編成を6両編成化するために、中間電動車2両を4組新製し、5000系4両編成に組み込まれた。この増備された中間車については5000系と混用するため、2両を除いて側面の行先表示が幕に変わった。また、車内案内表示器、ドア開閉予告ブザー、通話式非常通報器は5000系と仕様を合わせるため省略された。5030系は2020年6月現在、6両編成2本と5000系に組み込まれた中間ユニット2両4本の計20両が活躍している。

 

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5630 5230 5231 5530 5250 5631
5632 5232 5233 5531 5251 5633

 

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