大阪メトロ中央線（夢洲～長田間）ダイヤ【2025年4月2日ダイヤ変更】

32651Fこども優先列車

1．概要

大阪メトロ中央線ダイヤは基本は近鉄けいはんな線と直通運転を行う系統が主体で線内運転は少ない。近鉄けいはんな線学研奈良登美ヶ丘、生駒～夢洲間の運転が基本で、入出庫の関係で森ノ宮発着が運転されている。2025年1月19日にコスモスクエア～夢洲間が延伸開業し、ダイヤ改正を行った。この時は万博開催前だったこともあり運転本数は従来から大きく変わることはなかったが、万博開催を前にした2025年4月2日には万博に対応したダイヤ改正が行われて大増発が行われた。万博が閉幕する10月14日以降は2025年1月19日ダイヤ改正時のダイヤに戻るものと思われる。

2．2025年4月2日ダイヤ改正【万博ダイヤ】

406-16Fこども専用列車

2025年4月2日から同10月13日までの万博開催期間に中央線電車を増発。平日ダイヤ、土休日ダイヤを統一して輸送力を最大限にしたダイヤを実施する。
平日ダイヤベースでは上り199本、下り198本を増発。土休日ダイヤベースでは上り225本、下り224本が増発された。

3．2025年1月11日ダイヤ変更

夢洲への延伸を控えて、大阪港～コスモスクエア間の最高速度を70k/hから95㎞/hに引き上げて所要時間の短縮が行われた。
各駅へのホームドア設置完了に伴い各駅の停車時分を延長した。
初発電車、最終電車の時刻を変更した。
平日朝ラッシュ時間帯のコスモスクエア→長田間の運転間隔を3分15秒から4分20秒毎から3分20秒～4分毎に変更。
平日上り（コスモスクエア方面行き）の運転本数が全体で7本増加、下り（学研奈良登美ヶ丘方面行き）は9本増加した。
土休日ダイヤでは上り1本、下り2本が増加した。

4．2025年1月19日ダイヤ変更

コスモスクエア～夢洲間が延伸開業し、それに伴いダイヤ改正が実施された。基本的には1月11日ダイヤ改正のダイヤを踏襲しており、コスモスクエア発着が夢洲発着に変更されるに留まった。

5．万博開催時ダイヤ

406-15F森ノ宮行き

2025年4月2日から万博が閉幕する2025年10月13日まで万博期間専用のダイヤが実施されている。
この期間は平日ダイヤ、土休日ダイヤ共用となり、最短2分30秒間隔で運転するダイヤが組まれている。

6．万博期間中朝ラッシュ時ダイヤ

上り長田発7時台には18本、8時台には24本が運転されている。このうち7時台には長田始発が5本、8時台には9本が運転されている。近鉄けいはんな線学研奈良登美ヶ丘始発は同駅7時台に13本、同8時台に9本が運転されている。生駒始発は7時台に2本、8時台に3本が運転されている。森ノ宮始発も6時台に5本、7時台に6本運転されている。森ノ宮発7時台には24本が運転されている。8時台も同様に24本が運転されており、7時台は森ノ宮～夢洲間で2分30秒毎、8時台は長田～夢洲間で2分30秒毎の運転となっている。

中央線は基本的にはコスモスクエア、大阪港、夢洲などの湾岸部からの通勤輸送は少なく、通勤輸送では生駒や東大阪から大阪市内へ流入する流れが強い。郊外から大阪市内へ流れる通勤通学利用とさらにその先の万博へ向かう夢洲までの利用が重なるため7時台、8時台に渡って最大運転本数を確保している。通勤通学のピークは7時台から8時台となるが、万博へ向かう流動は9時台以降も続くため、9時台にも多くの電車が運転され、長田～夢洲間では18本が運転されている。

夢洲発7時台には21本、同8時台には24本、同9時台にも24本が運転されている。夢洲着の電車本数が多くなるため当然ながら折り返しの電車の本数も多くなっている。夢洲から大阪市内への通勤通学輸送も少なからずあるが、ここは万博利用とも逆の流れになるため本数は多いが利用者はそれほど多くない。

土休日ダイヤも同様の運転が行われるため、万博輸送のため最大限の運転本数が確保されている。

7．万博期間中データイムダイヤ

406-01F夢洲行き

上り長田発10時台には16本が運転され、うち4本が長田始発、残り12本は近鉄けいはんな線からの直通となっている。近鉄けいはんな線直通は学研奈良登美ヶ丘から10分毎、生駒から10分毎の運転で、長田まで5分毎に運転されている。長田始発は10時40分以降5分毎に運転されている。9時台、10時台にはこども専用列車やこども優先列車なども運転されている。

長田発11時台には20本が運転され、長田始発が概ね5分毎、生駒始発が10分毎、学研奈良登美ヶ丘始発が10分毎の運転となっている。
12時台からは閑散時間帯に入り、長田発12時台、13時台は毎時12本の運転で5分毎の運転となっている。14時台もほぼ同様だが、全体では1本少なく11本の運転となっている。
長田発15時台以降は夕方の時間帯に向けて電車が増加していく。長田発15時台には18本が運転され、長田発は5分毎、近鉄けいはんな線直通は10分毎の運転となる。

下りは夢洲発10時台に24本が運転されている。夢洲へ向かう上りの折り返しのため本数が多くなっており、入庫のため森ノ宮行きが3本設定されている。11時台には24本が運転され、うち森ノ宮行きが10本運転されている。
12時台からは閑散時間帯で、概ね5分毎の運転となるが、前半には入庫を兼ねた森ノ宮行きが2本運転されている。13時台、14時台は毎時12本の運転で、5分毎の運転となっている。
15時台は万博からの帰宅客や下校時刻に対応するため18本が運転されている。

8．万博期間中夕方ラッシュ時ダイヤ

上りは長田発16時台から運転本数が多くなる。16時台には23本、17時台、18時台は24本、19時台は23本が運転されている。長田から大阪市内へ流れる電車はラッシュや万博からの帰宅とは逆の流れになるが、送込みや夕方からの万博の来場者に対応する形で増発されている。

下り夢洲発16時台から19時台までは毎時24本が運転されている。近鉄けいはんな線学研奈良登美ヶ丘行きが10分毎、生駒まで10分毎、長田まで5分毎の運転で、毎時24本の運転となっている。19時台からは生駒行きが森ノ宮行きなどになり入庫も始まっていく。