近鉄吉野線(橿原神宮前～吉野間)ダイヤ【2025年2月22日ダイヤ変更】

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1．概要

近鉄吉野線ダイヤは、2021年7月3日ダイヤ変更前は、特急、急行が毎時2本ずつの運転が基本だった。平日ダイヤでは特急が毎時1本の運転となり、土休日や繁忙期には毎時2本運転されるダイヤだった。同変更で特急は平日、土休日ともに毎時1本の運転となった。データイムはの急行は南大阪線内で区間急行となり、平日は橿原神宮前で吉野線普通に連絡となった。土休日ダイヤでは区間急行が橿原神宮前で普通に変身して吉野線に乗り入れる形になっている。平日の一部列車もこの形態になっている。
2022年4月23日ダイヤ変更では、さらにダイヤが変わり、データイムの普通が2両ワンマン運転を行うようになった。また下り橿原神宮前発9時00分、9時59分、10時30分、16時30分、16時58分、21時00分の下り急行6本、上り吉野発17時37分、18時10分の上り急行2本が吉野発着から橿原神宮前発着となり、吉野線内は普通に置き換えられた。
特急は汎用特急が2両編成、さくらライナーが4両編成、観光特急青の交響曲が3両編成で運転されている。青の交響曲は特急料金に加えて特別料金が必要になる。特急の吉野線内の停車駅は橿原神宮前、飛鳥、壺阪山、吉野口、福神、下市口、六田、大和上市、吉野神宮。
急行はデータイムの閑散期以外の直通運転は継続しており、4両編成で運転されている。吉野線内は各駅に停車する。
普通は線内運転で、2021年7月3日ダイヤ変更で増加した。2022年4月23日ダイヤ変更では2両ワンマン運転の電車が増加している。

2．2025年3月15日ダイヤ変更

下り大阪阿部野橋発6時18分の準急吉野行きが廃止された。その代替として橿原神宮前発7時21分に普通吉野行きを新設した。
上り吉野発5時47分の急行大阪阿部野橋行きが廃止された。その代替として吉野発5時47分に普通尺土行きを新設した。

3．平日朝ラッシュ時

吉野発5時台に急行が1本、普通２本が運転されている。急行は古市行きで、古市から準急に変身する特異な列車となっている。普通は橿原神宮前と尺土へ各1本が運転されている。
吉野発6時台には特急2本、急行1本、普通2本が運転されている。特急は吉野発6時02分と47分の運転で、6時02分発がさくらライナーでの運転となっている。さくらライナーは2024年3月16日ダイヤ変更で橿原神宮前での増結がなくなり全区間4両単独運転となっている。吉野発7時台は特急1本、急行2本の運転となり、8時台は特急2本、急行2本が運転されている。

4．平日データイム

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平日データイムダイヤは、2021年7月3日ダイヤ変更により特急1本、普通2本の運転となった。特急は以前から平日は毎時1本が運休の形になっていたが、同変更で平日、土休日ともに毎時1本の運転となった。普通は橿原神宮前で系統分離される形で設定された。平日ダイヤでは区間急行と連絡する2両編成の列車も設定されていたが、区間急行がそのまま普通に変身するスジが多かった。2022年4月23日ダイヤ変更では、区間急行と普通の運用が分離されて、普通は今回の変更で準急から分離された古市～橿原神宮前間の普通が2両編成で、橿原神宮前から吉野線に直通するケースが多くなった。閑散時間帯は2両編成の普通が増加してワンマン運転を行うようになった。一部時間帯には区間急行から直通する4両編成の普通も残存している。

特急のうち2往復は青の交響曲で、特急料金に加えて特別料金が必要となる。青の交響曲はさくらライナーよりも観光色の強い列車となっている。
特急は平日ダイヤでは橿原神宮前発12時台に運転がない。この間は特急の運転が2時間開く。特急の橿原神宮前～吉野間の所要時間は下りが42分、上りが38分で、上りの方が4分ほど速い。
普通は橿原神宮前～吉野間を下り47分～52分、上り48～50分で結んでいる。所要時間は以前の急行よりも若干短くなっている。特急の減便により行き違い時間が少なくなったことも影響しているものと思われる。下りは橿原神宮前発15時58分、上りは吉野発14時38分から急行が運転され、以降は急行が毎時2本の運転となる。

5．土休日データイム

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土休日ダイヤでは特急が毎時1本、普通が毎時2本の運転は変わらないが、2021年7月3日ダイヤ変更時点では普通は全て4両編成で運転されていた。橿原神宮前止まりの区間急行が普通として直通する形で運転されていたが、2022年4月23日ダイヤ変更でこれが変更されて2両ワンマン運転を行う電車が増加した。

6．平日夕方ラッシュ時・夜間

橿原神宮前発17時台には特急1本、急行2本、普通1本が運転されている。普通は吉野口行きで、特急と急行が吉野まで運転される。18時台は特急1本、急行1本、普通1本の運転で、普通は六田まで運転される。19時台は特急2本、急行2本が運転される。20時台も同様で、この時間帯が大阪阿部野橋から帰宅する利用者のピーク時間帯となる。

21時台は特急1本、急行2本の運転だったが、2022年4月23日ダイヤ変更で急行1本が橿原神宮前行きとなり、橿原神宮前～吉野間は普通に置き換えられた。22時台も特急1本、急行2本、普通1本の運転で、普通は壺阪山までの運転となる。23時台は特急1本、準急1本、普通1本が運転されている。特急は大阪阿部野橋発22時40分で下市口までの運転となる。準急は大阪阿部野橋からの運転で、下市口で後続の特急と連絡する。この準急は橿原神宮前発23時12分で、吉野への最終電車となる。最終電車は下りが橿原神宮前発23時39分の普通六田行きで、吉野行きは前述した準急が最終となる。上り最終は吉野発0時02分の六田行きで、六田以遠への最終は、22時17分の普通橿原神宮前行きとなる。