近鉄8600系

8151F

近鉄8600系~近鉄奈良線・京都線系統の通勤型車両~

会社名 近畿日本鉄道
形式 8600系
使用線区 近鉄奈良線・難波線・京都線・橿原線・天理線
製造メーカー 近畿車輌
制御方式 抵抗制御・界磁位相制御
主電動機 定格145kW
ブレーキ 電磁直通ブレーキ(抑速発電制動付)
台車 KD-76
最高速度 110km/h
加速度 2.5km/h/s
減速度(通常) 4km/h/s
製造初年 1973年
電気方式 直流1500V
軌間 1435mm
保安装置 ATS
座席定員 58人(170人)先頭車
64人(190人)中間車
扉枚数・座席形状 4扉ロングシート
車体 21m級鋼製
所属 西大寺車庫
編成 6両・4両
既存両数 94両

近鉄8600系は1973年から1979年にかけて製造された車両で、8400系をベースに登場時から冷房装置を取り付けた車両である。4両編成20本、6両編成1本の計86両が製造された。
車体は冷房搭載に伴い、屋根の形状が変更され、8400系よりも丸く高くなっている。当初から正面の貫通ドア上部に方向幕を設置された。8619Fまでの車両では、大型運行標識板取付ステーが省略されたため、方向幕故障時には乗務員室の車掌台側前面ガラスからその標識板を掲示していた。冷房装置は10500kcal/hの集約分散型が1両あたり4台設置され、熱交換形換気装置(ロスナイ)を搭載して連続したクーラーキセに納められた。

主要機器・性能
性能面では8400系と同様で、駆動装置や制御装置、制動方式、補機類の配置も同系に準拠している。主電動機は定格出力145kWとなっている。台車は新設計のKD-76形空気バネ台車が採用されている。集電装置はひし形式PT-42型を搭載している。制動方式は発電・抑速制動付きHSC-D型を採用している。

改造
1982年に8601F・8602F・8603F・8612Fの4編成が界磁位相制御に改造され回生ブレーキを搭載した。1993年から1999年にかけて全編成に車体側面に方向幕を設置する改造が行われた。

2020年7月現在、4両編成20本が東花園検車区、6両編成1本が西大寺検車区に在籍している。

近鉄8600系編成表 6両編成 抵抗制御 6両  
←大阪難波 近鉄奈良→
モ8600Mc’ サ8150T モ8650M” サ8150T モ8650M” ク8100Tc
8619 8169 8670 8170 8669 8119
8619F

8619F

近鉄8600系編成表 4両編成 界磁位相制御 16両
←大阪難波 近鉄奈良→
ク8150Tc モ8600M モ8650M” ク8100Tc
8151 8601 8651 8101
8152 8602 8652 8102
8153 8603 8653 8103
8162 8612 8662 8112
近鉄8600系編成表 4両編成 抵抗制御 72両
←大阪難波 近鉄奈良→
モ8600Mc’ サ8150T モ8650M” ク8100Tc
8604 8154 8654 8104
8605 8155 8655 8105
8606 8156 8656 8106
8607 8157 8657 8107
8608 8158 8658 8108
8609 8159 8659 8109
8610 8160 8660 8110
8611 8161 8661 8111
8613 8163 8663 8113
8614 8164 8664 8114
8615 8165 8665 8115
8616 8166 8666 8116
8617 8167 8667 8117
8618 8168 8668 8118
8619 8169 8669 8119
8620 8170 8670 8120
8621 8171 8671 8121
8622 8172 8672 8122

  

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