JR加古川線ダイヤ【2024年3月16日ダイヤ改正】

加古川駅で並ぶ103系と125系

1．概要

JR加古川線ダイヤは2022年3月12日ダイヤ改正では9時台から15時台に毎時1本運転されていた厄神行きが減便されて、データイムは毎時1本の運転となった。朝夕には毎時1～2本の運転となる。

2．2024年3月16日ダイヤ改正

2024年3月16日ダイヤ改正では大きな変化はなかった。

3．平日朝ラッシュ時上り

平日厄神発6時台には西脇市始発が2本、厄神始発が1本運転。同7時台には西脇市始発1本、粟生始発2本が運転されている。同8時台には西脇市始発2本、厄神始発1本が運転されている。加古川線は単線のため1時間あたり最大3本の運転が限界で、西脇市以南で3本が運転される形になっている。平日朝ラッシュ時のみ運転される粟生始発の電車が2本運転されている。粟生始発があるため、粟生以南は3本が運転、西脇市～粟生間は毎時2本の運転となっている。

4．データイムダイヤ

2022年3月12日ダイヤ改正前は、加古川～厄神間に毎時1本、加古川～西脇市間に毎時1本が運転されていた。同改正で、加古川～厄神間の電車が減便されて、データイムは毎時1本の運転となった。。加古川～西脇市間の所要時間は下り48分、上り46分で、表定速度は40㎞/h前後で、電車を使用する割には遅い。各所に速度制限などが設けられており、あまり速く走れないのが要因と言える。加古川から三ノ宮までの新快速の所要時間は約30分で、西脇と三宮を結ぶ高速バスの所要時間が約2時間なので、所要時間の上では遅い加古川線のハンデがあっても鉄道の方が有利になっている。運賃も高速バスが1,710円で、JRが1,340円となっており、JRの方が有利である。もっともJRは加古川での乗り換えがあり、新快速の座席の保証もないので、快適さでは高速バスの方が優位である。

5．平日夕方ラッシュ時ダイヤ・夜間ダイヤ

平日夕方ラッシュ時下り加古川発17時台に2本、18時台に3本、19時台に3本が運転されている。17時台は厄神行き1本、西脇市行き1本が運転。18時台には西脇市行き2本、厄神行き1本が運転されている。19時台には西脇市行き1本、粟生行き1本、厄神行き1本が運転されている。18時台、19時台は厄神までは毎時3本運転されている。厄神以遠は毎時2本の運転となっている。加古川発19時49分の西脇市行きは、最終の谷川行きに西脇市で連絡している。

20時以降は加古川発20時台が3本、21時台、22時台が各2本、23時台が1本の運転となっている。20時台の3本は西脇市まで1本、粟生まで1本、厄神まで1本となっている。21時台、22時台は西脇市まで1本、厄神まで1本の運転となっている。23時台の1本は厄神行きで、加古川発23時18分の厄神行きが最終となる。西脇市行き最終は加古川発22時47分となっている。JR各線では終電の繰り上げが行われているが、2021年3月13日ダイヤ改正でも加古川線では終電の繰り上げはなかった。

125系N3普通西脇市

6．西脇市～谷川間

1日9往復が運転されている。1往復のみ西脇市から加古川まで直通運転を行っている。125系単行運転が行われており、朝夕は1～2時間に1本運転されているが、昼間の運転は少なく10時台から13時台まで間隔が開いている。

7．将来展望

ダイヤは今後も変わらず推移していくものと思われる。利用者が少ない西脇市～谷川間は更に減便されることも考えられるが、かつて阪神淡路大震災が発生した時に迂回ルートと活用されたこともあり、廃線となる可能性は低いだろう。

車両は103系が置き換え時期に来ており、単行運転できる車両を投入するのか、あるいは223系を両運転台化改造するなどを行うのか今後の展開が注目される。