JR223系0番台【関空・紀州路快速を中心に活躍する】

快速湯浅

会社名 JR西日本
形式 223系
使用線区 阪和線・関西空港線・大阪環状線・関西本線・紀勢本線
製造メーカー 川崎重工・近畿車輌
制御方式 VVVFインバータ(3レベルGTO)1C1M
主電動機 かご形三相誘導電動機定格180kW
ブレーキ 回生併用電気指令式空気ブレーキ
台車 軽量ボルスタレス台車
最高速度 120km/h
加速度 2.1km/h/s
減速度(通常・非常) 3.5㎞/h/s・4.2km/h/s
製造初年 1994年
電気方式・軌間・保安 直流1500V・1067mm・ATS-SW、ATS-P
車体・車内 ステンレス製3扉転換クロスシート※
座席定員 40人 トイレ付先頭車
44人 トイレ無先頭車
52人 中間車
所属 日根野電車区
編成 4両
既存両数 68両(2019年4月現在)
※1-2配置の転換及び固定クロスシートで補助シートなし。

JR西日本の223系0番台は1994年の関西空港開港に合わせて製造された。アーバンネットワークでは221系に次ぐ新型近郊型車両で、足回りはVVVFインバータ制御を採用した通勤型の207系をベースにした車両である。関西空港への空港輸送を目的に製造され、大阪環状線に直通する関空快速で運用された。空港輸送及び大阪環状線内での混雑に対応するため、221系の2-2配置から1-2配置の転換クロスシートに変更された。これにより通路の広さが確保され、空港利用者の荷物や立客スペースが確保された。車体は221系の鋼製からステンレス製に代わり、空をイメージしたグラデーションのラインが入る斬新なデザインとなった。221系ではヘッドライトはテールライトと一体の角型だったが、223系0番台では丸型のヘッドライトになり、テールライトは別途裾部に設置された。
GTO素子によるVVVFインバータ制御で、主電動機は180KWのかご形三相誘導電動機を採用した。電動機は後に230KWに換装されている。運転最高速度は120km/hで、1000番台以降のように130km/h運転にはその必要性がないため、対応していない。起動加速度2.5km/h/s、減速度は常用3.5km/h/sで、221系と同等の性能を有する。

223系0番台   ←京橋 関西空港→
  クモハ223 サハ223 モハ223 クハ222
転落防止幌 Mcp Mp Tc
HE401 1 101 1 1
HE402 2 102 2 2
HE403 3 103 3 3
HE404 4 104 4 4
HE405 5 105 5 5
HE406 6 106 6 6
HE407 7 107 7 7
HE408 8 108 8 8
HE409 9 109 9 9
HE410 101 5 2509 101
HE411 102 7 2510 102
HE412 103 9 2513 103
HE413 104 11 2514 104
HE414 105 13 2517 105
HE415 106 15 2518 106
HE416 107 17 2521 107
※青地に白文字の編成はリニューアル車

0番台は6両編成9本、2両編成7本が製造され、当初はデータイムの関空快速は6両編成、ラッシュ時間帯は8両編成で運転され、一部は京橋発の6両編成とJR難波発の2両編成が天王寺で分割併合する運用もあった。2500番台が新製され、紀州路快速運転開始された時には5両編成と3両編成に組み替えられ、一部は2500番台と混結編成となった。2008年3月15日ダイヤ改正では、2500番台が大量増備され、再度編成の組み替えが発生し、4両編成に組成された。
2011年3月12日ダイヤ改正からは区間快速での運用も始まり、現在は225系5000番台、223系2500番台と共通運用で、関空快速、紀州路快速を中心に、快速、B快速、区間快速、紀勢線普通に使用されている。

  

鉄道コム

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