JR阪和・関西空港線〜関空特急はるか〜

HA605

関空特急はるかは関西国際空港が開港した1994年9月4日から京都〜関西空港間で運転を開始した。281系が専用車両として新製され、グリーン車を含む5両編成で全車指定席で運転された。1995年7月には中間車1両を増結して6両編成となった。京都〜関西空港間で29往復の運転で、当初は全ての列車が京都から新大阪、天王寺しか停まらなかった。天王寺〜関西空港間はほとんどの列車が29分で結び、難波〜関西空港間をノンストップで29分で結ぶ南海特急ラピートに対抗した。95年夏臨では早朝深夜の琵琶湖線沿線からの利便性を図るため1往復が草津まで延長された。
1996年3月16日ダイヤ改正では1往復増発され、1日30往復の運転となった。運転区間は全て京都〜関西空港間となり、1往復は毎日運転の臨時列車として草津まで延長された。
1998年3月14日ダイヤ改正では下り49号以降の6本が、上りは2・4・6号の3本が日根野に停車となった。同年12月1日からは自由席の連結を開始した。
2000年3月11日ダイヤ改正では不定期だった草津までの延長運転を定期に格上げした。2001年3月3日ダイヤ改正ではUSJ開園に伴い、ほとんどの列車が西九条に停車となった。
2003年3月15日ダイヤ改正では下り45号以降の8本と下り2・4・6号の3本が和泉府中に停車した。また、45・47号は日根野にも停車するようになった。同年6月1日ダイヤ改正では朝の下りと夜間の上りに米原発着の列車を2往復設定。琵琶湖線沿線から関空へのアクセス向上と通勤特急の両面を担った。同年10月1日ダイヤ改正でははるか8号と13号が西九条停車となった。
2004年10月16日ダイヤ改正から米原、草津発着のはるかが野洲、山科に停車となった。2010年3月13日ダイヤ改正ではデータイム30分毎の運転を取りやめ、6往復を毎日運転の臨時列車化した。臨時列車にはなったものの当面の間は30分毎の運転がキープされた。2011年3月12日ダイヤ改正。データイムに毎日運転の臨時列車となっていた6往復を繁盛期のみ運転の臨時列車に格下げ。2012年3月17日ダイヤ改正でははるか3号を除いて山科を通過とした。2013年3月16日ダイヤ改正。はるか8・10号を日根野、和泉府中に停車とした。また、B特急料金が適用され、特急料金が値下げされた。

281系関空特急はるか