JR大和路線データイムダイヤ【2022年3月12日改正】

201系ND604普通JR難波

1.概要

JR大和路線のデータイムダイヤは15分サイクルで運転されている。15分サイクルに大和路快速が1本、普通が1本運転されている。大和路快速はJR大阪環状線直通で、普通はJR難波発着で運転されている。2020年3月14日改正以前はJR難波から快速が30分毎に運転されていたが、同改正で廃止され、大和路快速と普通の2本立ての運転となった。2021年10月2日ダイヤ見直しにより、大和路快速は加茂行きが毎時2本から毎時1本に減便された。

221系NB806大和路快速奈良

2.大和路快速

大和路快速は天王寺～大阪～奈良・加茂間の運転で、奈良、加茂へそれぞれ30分毎に運転されていたが、2021年10月2日ダイヤ見直しにより、加茂行きは毎時1本の運転となった。同見直しにより加茂行き毎時1本、奈良行き毎時3本の運転となった。2022年3月12日ダイヤ改正では特に変わりはない。

大和路快速の停車駅は、天王寺から大阪までの各駅と福島、西九条、弁天町、大正、新今宮、天王寺、久宝寺、王寺以遠の各駅。大和路快速は1989年に221系投入時に付けられた愛称で、列車自体は国鉄時代から大阪環状線直通の快速として運転されていた。当初は天王寺から大阪までの各駅と西九条、弁天町、新今宮、天王寺、王寺以遠の各駅に停車していた。JR発足後に、2001年3月3日ダイヤ改正で久宝寺に停車となった。大和路線内はこの時以来変わっていないが、大阪環状線内で停車駅が増加していった。2011年3月12日ダイヤ改正では大正に停車となり、2012年3月17日ダイヤ改正で福島に停車となり、現在の停車駅となった。

大和路快速の大阪～奈良間の所要時間は50分で、最速時代よりも5分ほど遅くなっている。ゆとりダイヤの実施などによりJR西日本の各路線はスピードダウンが目立っている。大和路快速の場合、大阪環状線内での停車駅増加が所要時間増加の要因となっている。大和路快速は久宝寺で普通と緩急接続する。全て221系が使用されており、1989年の投入以来30年間一貫して221系が使用されてきている。大和路線内では120km/h運転を行う。6両編成と8両編成があったが、2020年3月14日改正で、8両編成に統一された。

221系NC601普通王寺

3.普通

普通はJR難波～王寺間の運転で毎時4本15分毎に運転されている。久宝寺で大和路快速と緩急接続する。久宝寺ではおおさか東線普通にも連絡している。

普通は6両編成で運転されている。長らく201系が使用されているが、2021年10月2日ダイヤ見直しから221系6両編成が網干区から転属し、201系を置き換えている。2022年3月12日ダイヤ改正ではまだ全ての201系が置き換えられていない。2022年度中には全て221系に置き換わる予定だ。

221系NC606普通JR難波

普通は2011年3月12日ダイヤ改正以前10分毎に運転されていた。JR難波～柏原間、JR難波～王寺間にそれぞれ20分毎に運転だった。現在はJR難波～王寺間で毎時4本15分毎の運転のため、柏原～王寺間では運転間隔が平準化されたが、JR難波～柏原間では運転間隔が長くなっている。