【かつては付近を国鉄高砂線が走っていた】
山陽電鉄本線尾上の松駅は兵庫県加古川市にある。S特急停車駅で、加古川を渡ると高砂市に入る。かつては近くに加古川から延びる国鉄高砂線が走っていて、尾上駅があった。電車は昼間時普通が毎時4本15分毎に運転されている。平日朝ラッシュ時上りは、7時台にS特急が4本、普通が5本運転されている。
尾上の松駅は1923年8月19日に神戸姫路電気軌道開通とともに開業した。1927年4月1日に宇治川電気の駅となり、1933年6月6日に山陽電気鉄道の駅となった。1948年3月1日に急行停車駅となったが、同年12月25日に急行は通過するようになった。1984年3月25日ダイヤ改正で、通勤特急停車駅となった。通勤特急は1991年4月7日ダイヤ改正でS特急となった。
駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は18m級車両4両分ある。
上下ホーム間には地下道があり、改札は上りホーム側にある。
改札は1ヶ所で無人化されている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。
出口は1ヶ所で、駅前にはロータリーがある。
加古川市のコミュニティバスかこバスがロータリーに乗り入れている。
駅から東側へ200m程の距離に国鉄高砂線尾上駅跡がある。
尾上の松 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 2,071 | 1,372 | 699 | 66.2% |
2006年度 | 1,841 | 1,175 | 666 | 63.8% |
対06年度比 | 112.5% | 116.7% | 105.1% |
尾上の松駅の2016年度1日あたりの乗車人員は2,071人で、うち定期利用者は1,372人となっている。定期比率は66.2%で、定期利用者が7割近くを占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で12.5%増、定期利用者は16.7%増、定期外利用者は5.1%増となっており、定期利用者を中心に利用が伸びている。