【かつてはシャープの企業城下町だった】
大阪メトロ御堂筋線西田辺駅は大阪市阿倍野区にある。当駅界隈には谷町線の田辺、JR阪和線の南田辺、近鉄南大阪線の北田辺などがあり、近くにあるように思えるが、実際には結構離れており、各駅とも乗り換え駅というには無理がある。電車はデータイムに毎時7~8本の運転で、8分毎に運転されている。平日朝ラッシュ時江坂方面行き7時台には20本が運転されている。平日夕方ラッシュ時中百舌鳥方面行き18時台には12本が運転されている。西田辺駅は1952年10月5日に1号線(現在の御堂筋線)昭和町から当駅までの延伸とともに開業した。1960年7月1日に当駅から我孫子までの延伸が完成し中間駅となった。
駅構内は地下ホーム2面2線で、ホーム有効長は18m級車両10両分ある。
改札は上下ホーム個別にホームと同レベルに設置されている。
どちらも有人改札でICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口は4ヶ所あり、上りホーム西改札側が3・4号出口、下り東改札側が1・2号出口となっている。1号出口はエスカレータが設置されている。あびこ筋と南港通が交差する西田辺駅前の交差点の北東側にある。
2号出口はエレベータが設置されている。
3号出口はエスカレータが設置されており、あびこ筋と南港通が交差する西田辺駅前の交差点の北西側にある。
4号出口はエレベータが設置されている。
駅の東側にはかつてはシャープの本社があったが、現在は全て堺に移転している。東側にはJR阪和線が走っており、南田辺へは徒歩9分、鶴ケ丘へは徒歩7分かかる。
西田辺 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 11,942 | 3,514 | 8,428 | 29.4% |
2008年度 | 13,736 | 6,114 | 7,622 | 44.5% |
対08年度比 | 86.9% | 57.5% | 110.6% |
西田辺駅の2018年度1日あたりの乗車人員は11,942人で、うち定期利用者は3,514人となっている。定期比率は29.4%で、定期利用者は3割弱となっている。10年前の2008年度と比較すると全体で13.1%減、定期利用者は42.5%減、定期外利用者は10.6%増となっている。定期利用者の減少はシャープ本社の移転も関連しているものと思われる。