【関西各駅探訪第1055回】京阪本線丹波橋駅

丹波橋

【かつては近鉄京都線との直通も行われていた！】

京阪本線丹波橋駅は京都市伏見区にある。特急停車駅で、ラッシュ時に運転される有料列車ライナーも停車する。近鉄京都線近鉄丹波橋と連絡しており、両駅は連絡橋で結ばれている。近鉄京都線が奈良電気鉄道だった頃には同一ホームから発着し直通運転も行われていた。

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電車はデータイムに特急と準急が各6本10分毎に運転されている。準急は当駅で特急を待避し、緩急接続している。平日朝ラッシュ時下り淀屋橋方面行き7時台にはライナー1本、特急5本、通勤快速急行4本、通勤準急4本、準急1本、普通1本が運転されている。通勤快速急行は4本中3本が中之島行き、通勤準急は4本中1本が中之島行きとなっている。平日夕方ラッシュ時上り出町柳方面行き19時台にはライナー1本、特急6本、準急6本が運転されている。

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丹波橋駅は京阪本線開通より2ヶ月ほど遅れた1910年6月20日に伏見〜墨染間に桃山駅として開業した。1913年7月29日に丹波橋駅に改称された。1943年10月1日に会社合併により京阪神急行電鉄の駅となった。1944年7月16日に急行停車駅となった。同年8月16日に奈良電気鉄道との連絡線工事が着手された。1945年12月21日に奈良電気鉄道堀内駅と統合され、奈良電気鉄道との共同駅となった。また、奈良電気鉄道と当駅から相互乗り入れを開始した。1949年12月1日には会社分離により京阪電気鉄道の駅となった。1967年3月29日に橋上駅舎化され、近鉄が旧堀内駅跡に専用ホームを設置した。翌年12月20日に近鉄京都線乗り入れがなくなり、近鉄は専用ホームを近畿日本丹波橋駅とした。1972年3月22日に南口駅舎から西側に出る出口を開設した。1987年3月10日に8両編成停車対応のため、構内踏切を廃止してホームを延長し、北口改札は地下化した。2000年7月1日ダイヤ改正で特急が終日停車するようになった。

丹波橋

駅構内はホーム2面4線でホーム有効長は18m級車両8両分ある。

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かつて奈良電気鉄道が乗り入れていたこともあり、駅の前後では線路がカーブしている。大阪方には奈良電気鉄道が分岐していた痕跡を確認できる。

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改札は橋上駅舎と地下改札の2ヶ所あり、ホームから橋上駅舎へはエレベーター、エスカレーターが設置されている。地下改札へは階段のみのアクセスとなる。

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橋上駅舎にある南改札がメインで有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

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橋上駅舎の改札内にはエキナカの店舗がある。改札内にコインロッカーやATMも設置されている。

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駅事務室であるけいはんインフォメーションではプレミアムカーチケットなどを販売している。

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自動券売機が設置され、自動定期券発行機もある。

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駅の東側に近鉄京都線近鉄丹波橋駅があり、近鉄改札とは連絡橋で結ばれている。

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出口は2ヶ所で、西口の方がまだ広いが、駅前は民家が密集しており、道路は狭くバスの乗り入れはない。

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東口は近鉄丹波橋駅との間に設置されているが、こちらも民家が建ち並び東側には近鉄京都線が走っているため、やはり周辺の道路は狭い。

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北口改札は地下にあり、無人となることも多い。ICカード対応の自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されている。

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出口は東西2ヶ所で、西口が当初からある出口となっており、周辺には民家や商業ビルなどが建ち並んでいる。こちら側も周辺の道路は狭くバス路線の乗り入れはない。

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東口は改札が地下化されてから設置された出口で、近鉄京都線を陸橋で越えて東側に出られる。東側には国道24号線とJR奈良線が走っている。

丹波橋駅の2017年度1日あたりの乗車人員は22,466人で、うち定期利用者は9,504人となっている。定期比率は42.3％で、定期利用者が半分を割っており、定期外利用者の方が多い。10年前の2007年度と比較すると全体で20.5%減、定期利用者は29.5%減、定期外利用者は3.3%増となっており、定期利用者の落ち込みが大きい。