4.近鉄京都線(大久保~大和西大寺間)路線ガイド
大久保を出ると一直線に進み久津川、寺田、富野荘と城陽市内を駆け抜ける。富野荘を出て木津川を渡ると京田辺市に入る。木津川の鉄橋は撮影地としても有名である。右手に近鉄と京都市交の車両が止まっている側線が見えてくると新田辺となる。新田辺は2面4線の急行停車駅で、京都市交に直通する普通はここで折り返す。JR学研都市線の京田辺駅が近くにあり、京田辺市の中心地にあると言える。
新田辺を出ると右手にJR学研都市線が並行する。興戸は普通しか停まらないが、少し離れたところに同志社大学があるため学生の利用が多い。JR同志社前も少し離れたところにある。三山木は近年開業したJR三山木の近くにある。2005年8月に高架化されて、駅前にはロータリーが整備された。三山木を出ると大きな留置線群が見えてくる。あまり電車が停まっている光景は目にしないがこれは宮津車庫で、その先に平成5年に開業した近鉄宮津がある。外側に通過線を持つ1面4線の構造で、入庫の関係で、急行宮津行きが1日1本運転されている。京田辺市から精華町に入り狛田となる。狛田はJR学研都市線の下狛の近くにある。このあたりはまだまだ開発途上といった感があり、普通しか停まらない駅は20分に1回の乗車チャンスしかない。JRは30分に1本なので、減便されても近鉄の方が本数は多い。この先もずっとJR学研都市線と並行して走り、2面4線で橋上駅舎の新祝園となる。JR学研都市線の祝園と隣接しており、総合駅となっている。
新祝園を出てからもまだまだJR学研都市線と並行して進み、木津川市に入り2面2線の木津川台となる。木津川台を出てから漸くJR学研都市線をアンダークロスして別れていく。精華町に戻り、山田川は2面2線の平凡な駅構造で、近くにアルプラザ木津などがあり、街が開けつつあるが、乗降は少ない。次の高の原は京都府と奈良県の府県境にあり、駅は奈良県奈良市に位置する。周辺は京阪奈学研都市のニュータウンが広がっており、乗降客も多い。朝ラッシュ時には当駅始発の急行が運転され、夕方以降の特急も停車するようになった。駅は2面4線で京都方に折り返し線がある。高の原を出るとちょっとした丘を通り抜け奈良盆地に入り、平城となる。平城は奈良競輪場の最寄り駅になっている。平城を出て左にカーブしながら右手に近鉄奈良線が見えてくると京都線の終点の大和西大寺となる。大和西大寺はホーム3面5線の構造で、京都線電車は、1・2・3・4番線から発着する。橿原線折り返し用の6番線から京都線へ乗り入れることはできない。