1.概要
会社名 | 京都市交通局 |
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路線名 | 烏丸線 |
区間 | 国際会館~竹田 |
営業キロ | 13.7km |
駅数 | 15駅 |
平均駅間距離 | 0.98km |
所要時分 | 26分 |
表定速度 | 31.7km/h |
軌間 | 1435mm |
電気方式 | 1500V直流電化 |
線路 | 複線 |
保安方式 | ATC |
最高速度 | 75km/h |
最大編成両数 | 6両 |
京都市営地下鉄烏丸線は国際会館と竹田を結ぶ13.7kmの路線で、京都市営地下鉄の根幹をなす路線である。烏丸通りの地下を走るため京都市内を走る主要な路線と連絡している。竹田から先は近鉄京都線と線路がつながっており相互直通運転を行っている。なお、京都市交には東西線もあるが、同線はミニ地下鉄のため烏丸線とは直通運転はできない。
駅番号 | 駅名 | 駅間距離 | 営業距離 | 1日平均乗降客数(2019年度) | 所在地 | 開業年月日 |
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K01 | 国際会館 | – | 0km | 26,028 | 京都市左京区 | 1997/6/3 |
K02 | 松ヶ崎 | 1.6km | 1.6km | 11,484 | 京都市左京区 | 1997/6/3 |
K03 | 北山 | 1km | 2.6km | 14,639 | 京都市北区 | 1990/10/24 |
K04 | 北大路 | 1.2km | 3.8km | 31,678 | 京都市北区 | 1981/5/29 |
K05 | 鞍馬口 | 0.8km | 4.6km | 10,023 | 京都市上京区 | 1981/5/29 |
K06 | 今出川 | 0.8km | 5.4km | 27,316 | 京都市上京区 | 1981/5/29 |
K07 | 丸太町 | 1.5km | 6.9km | 22,230 | 京都市中京区 | 1981/5/29 |
K08 | 烏丸御池 | 0.7km | 7.6km | 51,823 | 京都市中京区 | 1981/5/29 |
K09 | 四条 | 0.9km | 8.5km | 103,411 | 京都市下京区 | 1981/5/29 |
K10 | 五条 | 0.8km | 9.3km | 14,814 | 京都市下京区 | 1981/5/29 |
K11 | 京都 | 1km | 10.3km | 130,295 | 京都市下京区 | 1981/5/29 |
K12 | 九条 | 0.8km | 11.1km | 5,400 | 京都市南区 | 1988/6/11 |
K13 | 十条 | 0.7km | 11.8km | 7,757 | 京都市南区 | 1988/6/11 |
K14 | くいな橋 | 1.2km | 13km | 6,021 | 京都市伏見区 | 1988/6/11 |
K15 | 竹田 | 0.7km | 13.7km | 55,195 | 京都市伏見区 | 1988/6/11 |
2.歴史
京都市営地下鉄烏丸線は1981年(昭和56年)5月29日に京都市初の地下鉄路線として北大路~京都間が開業した。10系電車の営業運転が開始された。1988年(昭和63年)6月11日に京都~竹田間が延伸開業した。同年8月28日から近鉄京都線新田辺まで相互直通運転を開始した。近鉄3200系電車の乗り入れが開始された。
1990年(平成2年)10月24日に北山~北大路間が延伸開業した。1997年(平成9年)5月22日に東西線の開業に先立って御池駅を烏丸御池駅に改称した。6月3日に国際会館~北山間が延伸開業し全線開通した。2000年(平成12年)3月15日ダイヤ改正で、国際会館~近鉄奈良間直通の急行を運転開始(昼間時間帯に30分間隔で運転)。同時に近鉄3220系電車の営業運転を開始した。
2010年(平成22年)3月19日に白紙ダイヤ改正を実施。21・22時台の増発や、烏丸御池駅での乗り継ぎ時間の均等化などを行った。また、烏丸御池駅での烏丸線・東西線終電の全方向一斉発車作戦シンデレラクロスを開始した。
2011年(平成23年)3月25日からこの日から入線メロディが導入された。ただし東西線で導入された発車メロディは採用されていない。また、放送はこれまで上下とも女声であったものが上下別(上りは男声で下りが女声)となり、メロディも上下で異なるものを使用している。
2012年(平成24年)3月20日ダイヤ改正で、昼間時間帯の急行を60分間隔での運転に減便した。2013年(平成25年)3月23日から交通系ICカードの全国相互利用を開始した。
2014年(平成26年)12月20日から烏丸御池駅で可動式ホーム柵の稼働を開始した。2015年(平成27年)10月2日から年末年始及びお盆期間を除いた毎週金曜日のみ終電を30分延長するコトキン・ライナーの運転を開始した。
2018年(平成30年)3月17日ダイヤ改正で、平日ダイヤの7時台と10時台に各1往復及び15~17時台に2往復増便。平日・土休日ダイヤともに国際会館駅の始発を5分繰り上げた。2021年(令和3年)3月26日からコトキン・ライナーの運行を当面の間休止とした。
3.ガイド
国際会館は地下ホーム1面2線で、行き止まり式ホームになっている。国立京都国際会館への最寄駅となっており、それが駅名となっている。駅北側には同志社高校があり、それを過ぎてさらに北へ歩くと叡山電鉄の岩倉駅がある。国立京都国際会館は駅の南側にあり、その向こうには宝ヶ池がある。東を向いて歩けば叡山電鉄の八幡前があり、叡山電鉄とは多少なりとも競合関係にある。地上にはバスターミナルがあり、大原や貴船など洛北の観光地方面や京都産業大方面などへ向かうバスが発着しており、観光客や学生で賑わっている。
国際会館を出ると右にカーブして進路を西に向けて地下ホーム1面2線の松ヶ崎となる。京都工芸繊維大学やノートルダム女子大が駅周辺にあり、通学時間帯には学生で賑う。北山通の下を真っすぐ走り、地下ホーム1面2線の北山となる。駅の南側に京都府立植物園、京都府立大学がある。
北山を出ると左にカーブして北山通と分かれて進路を南に取り烏丸通に入る手前に地下ホーム1面2線の北大路がある。開業当初は北大路が終点だった。地上にはキタオオジタウンと呼ばれる複合施設があり、北大路バスターミナルやビブレなどの商業施設が入っている。大谷大学への最寄駅で、京都産業大学方面へのバスが北大路バスターミナルから出ているため、学生の利用も多い。
北大路から先は国道367号線烏丸通の下を走る。鞍馬口は地下ホーム1面2線で、鞍馬と付くため叡山電鉄の鞍馬と混同されることが多いが、全く別物で、場所も全然違うので、間違えるとえらいことになる。鞍馬口の鞍馬は鞍馬口通を指している。次の今出川も地下ホーム1面2線で、同志社大学への最寄駅で、駅の東側は同志社大学、同志社女子大のキャンパスが広がり、駅の南側には京都御所が広がっている。丸太町も地下ホーム1面2線で、丸太町通との交点にあり、1kmほど東に京阪の神宮丸太町がある。2008年10月の京阪駅名改称前は同じ駅名だった。同駅名でありながら場所が全然違うところにあるため、紛らわしかった。ここは京阪が後発のため、京阪が改称だったのかもしれないが、四条と五条は烏丸線の方が後発なので、本来であれば烏丸線の方の駅名を改称すべきところだ。丸太町は京都御所の南端になっており、少し離れているが、北側には京都府庁もある。
御池通との交点に地下ホーム2面2線の烏丸御池がある。東西線との連絡駅で、東西線開業前までは御池を名乗っていたが、東西線開業時に烏丸御池に改称された。京阪三条、JR二条方面へは当駅にて東西線乗り換えとなる。烏丸通をさらに南下して京都一の繁華街が連なる四条通との交点に地下ホーム1面2線の四条がある。阪急京都線烏丸駅と連絡しており、本来であれば四条烏丸とすべきだが、既存の京阪の四条とダブルのを承知で四条と命名された。京阪の四条は2008年に祇園四条に改称されたが、烏丸線の四条烏丸に改称して、阪急の烏丸も同様とした方がよい。
四条からさらに南下して五条通(国道1号線)との交点に地下ホーム1面2線の五条がある。ここもかつては京阪とダブっていて、京阪五条は2008年10月に清水五条に改称された。京阪の五条は鴨川を渡って東へ1kmほどのところにある。烏丸線も交差点の名称に合わせて烏丸五条に改称した方がよい。同駅の南側には東本願寺がある。
京都は地下ホーム1面2線で、開業当初は終点だった。JR各線が集まる大ターミナルで、烏丸線とJR京都駅は階段の昇り降りで乗り換えできる範囲にある。JR東海道新幹線、JR京都線・琵琶湖線、JR嵯峨野線、JR奈良線、近鉄京都線と連絡している。JR京都線・琵琶湖線との乗り換えは比較的容易で、その他の路線は少し歩かされる。特に近鉄とは相互直通をしている関係からか、乗り換えにはかなりの距離を歩くことになる。
京都を出ると九条通との交点に地下ホーム1面2線の九条がある。西側約500mほどの所に近鉄京都線の東寺駅がある。さらに南下して十条通との交点に地下ホーム1面2線の十条がある。ここも西側にある近鉄京都線十条と同じ駅名になっているが、連絡駅とは言い難く、後発なのに違う場所で同じ駅名を使う悪い癖が出ている。
鴨川の下をくぐって右にカーブして地下ホーム1面2線のくいな橋となる。くいな橋を出ると地上に出て、高架から下りてくる近鉄京都線と合流して地上ホーム2面4線で終点の竹田となる。駅の北側に車庫が併設されているが、烏丸線に乗ってもあまり見えない。竹田車庫は近鉄京都線から見た方がよく見える。駅の南側には折り返し線が2線あり、電車はここで折り返して国際会館方面へ向かう。竹田から先に延伸する時にはこの折り返し線が本線となる。