【関西各駅探訪第239回~近鉄大阪線大三駅~】

【大阪線秘境駅の一つだいさんではなくおおみつと読む】

大三

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近鉄大阪線大三駅は、三重県津市にある。旧白山町にあり、市町村合併により津市となった。県庁所在地の津市にあると言っても、県庁からははるか離れた山の中にある。

大三駅は1930年(昭和5年)11月19日に参宮急行電鉄の佐田(現在の榊原温泉口)〜参急中川(現在の伊勢中川)間開通時に開業した。1941年(昭和16年)3月15日に大阪電気軌道との会社合併により、関西急行鉄道の駅となった。1944年(昭和19年)6月1日に会社合併により近畿日本鉄道の駅となった。1967年(昭和42年)11月1日に当駅から亀谷信号所間まで複線化された。1973年(昭和48年)12月18日に垣内東信号所から当駅まで複線化された。2007年(平成19年)4月1日からICカードPiTaPaの使用が開始された。2013年(平成25年)12月21日に終日無人駅化された。

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大三駅は対向式ホーム2面2線で、普通しか停まらないため、ホーム有効長は2両分しかない。

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下りホームから駅舎へは構内踏切を渡ることになる。列車の本数は少ないが特急列車が高速で通過するので注意する必要がある。

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駅舎は上り線側にあり、改札は2013年に無人化されている。ICカードリーダーが設置されており、自動券売機もあり、切符の購入はできる。

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白塗りの駅舎は三角屋根が特徴的だが、無人駅で、駅周辺も人通りは非常に少ない。

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駅周辺は何もなく、少し離れたロードサイドに店などがある。駅前からは津コミュニティバスが発着している。


大三駅の2015年度1日あたりの乗車人員は270人で、うち定期利用者は161人となっている。定期比率は59.6%であまり高くない。駅周辺に学校がないため、ローカル線の上得意顧客である高校生の利用が少ないものと思われる。10年前の2005年度と比べると乗車人員が12.4%減、定期利用者は23.5%も減少している。

  

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