大阪メトロ御堂筋線・北大阪急行ダイヤ【2024年3月23日ダイヤ改正】

9007F新大阪行き

1．概要

大阪メトロ御堂筋線は、大阪の中心部を南北に貫く路線で、名実ともに大阪の中心路線である。このため運転本数も多く、車両連結両数も大阪メトロでは最長の10両編成となっている。ラッシュ時の混雑率も常に大阪ではNo.1だったが、近年は輸送改善や他線への転移などで混雑率は落ち着いてきてはいる。それでも他の路線と比べると混雑しており、大阪の中心路線であることに変わりはない。

御堂筋線電車は江坂から北大阪急行に直通し、千里中央まで運転されている。千里中央〜なかもず間の大系統を中心に、新大阪〜天王寺間の中系統が運転され、ラッシュ時間帯には中津〜天王寺間の小系統や入出庫を兼ねた新金岡行きなども運転されている。かつて車庫があったあびこ行きや早朝深夜には江坂行きの設定もある。

2．2024年3月23日ダイヤ改正

2024年3月23日ダイヤ改正は北大阪急行千里中央～箕面萱野間延伸に合わせて実施された。千里中央行きの全ての電車が箕面萱野まで延長された。
平日データイムダイヤでは新大阪～天王寺間の御堂筋線内運用で北急車による運用が見られるようになった。

3．データイムダイヤ

8003F新大阪行き

箕面萱野〜なかもず間、新大阪〜天王寺間がそれぞれ8分毎に運転されており、新大阪〜天王寺間は4分毎に運転されている。新大阪〜天王寺間は毎時15本、箕面萱野〜新大阪間と天王寺〜なかもず間は毎時7〜8本の運転となっている。2024年3月23日ダイヤ改正で北大阪急行が千里中央から箕面萱野まで延伸された。運転系統は千里中央から箕面萱野までの延伸のみで大きくは変わっていない。車両運用面では平日データイムダイヤには新大阪～天王寺間の大阪メトロ線内運用に北大阪急行車が運用されるようになったことが特筆される。

新大阪〜天王寺間では4分毎の運転のため、毎時同じ時刻に発車するダイヤになっている。箕面萱野〜新大阪間、天王寺〜なかもず間は60分では割り切れない8分毎の運転のため、発車時刻は毎時異なっている。

箕面萱野～なかもず間の所要時間は60分で、表定速度は32.9km/hとなっている。中津以北の地上線など比較的駅間距離が長いところを走ることもあり、表定速度は高くなっている。新大阪～天王寺間の所要時間は24分で、表定速度は27.5km/hとなっている。都心部の区間で、大半が地下のため距離は短いが、表定速度は落ちている。また近年ホームドア設置のため余裕時分を設けて若干所要時間が延びている。

電車は全て10両編成で運転されており、21系、31000系を中心に北大阪急行の8000系や9000系も運用されている。2024年3月23日ダイヤ改正で北急車による御堂筋線内運用が登場している。

4．平日朝ラッシュ時ダイヤ

21616F

上り天王寺発7時台に27本、同8時台に26本が運転されている。ピーク前後の6時台に14本、9時台に15本が運転されており、他線のピーク時間帯並みの運転本数となっている。7時台は箕面萱野行きが14本、新大阪行きが6本、中津行きが7本の運転となっている。また、天王寺始発は5本で、天王寺以南でも22本が運転されており、天王寺以南からの運転本数が多い。天王寺以南ではなかもず始発が14本、新金岡始発が8本となっている。
7時台の天王寺発電車は2分毎が大半で、一部3分間隔の時間がある形になっている。8時台も同様で、天王寺から折り返し電車がある中津までは2～3分毎の運転となる。

下り新大阪発7時台には16本、同8時台には20本が運転されている。ピーク前後の6時台には9本、9時台には16本が運転されている。7時台は新大阪始発が6本運転されており、箕面萱野から残り10本が運転されている。8時台も6本が新大阪始発となっている。箕面萱野からは14本が運転されている。中津発では7時台に20本、8時台に27本が運転されている。中津始発が7時台に5本、8時台に6本運転されている。

5．平日夕方ラッシュ時ダイヤ

21607F

下り中津発17時台に22本、同18時台に24本、同19時台に23本が運転されている。17時台は天王寺止まりが10本運転されており、概ね2本に1本が天王寺止まりとなっている。18時台には11本が天王寺止まりで、1本が新金岡行きとなっている。19時台には7本が天王寺止まり、4本が新金岡行きとなっている。新金岡はなかもず手前の駅で、なかもず車庫への入庫も兼ねて設定されているだけで、天王寺以南への輸送力電車にはなっている。

上り天王寺発17時台に24本、同18時台に23本、同19時台に19本が運転されている。17時台は新大阪行きが6本、中津行きが6本運転されており、残りの12本が箕面萱野までとなる。箕面萱野までは概ね5分毎の運転となる。18時台には新大阪行き6本、中津行き6本が運転され、箕面萱野行きは11本の運転となる。箕面萱野行きは大半が5分毎で、後半の一部が6分毎の運転となっている。19時台には新大阪行き7本、中津行き2本が運転されている。箕面萱野行きは10本が運転され、箕面萱野までは6分毎の運転となる。

6．平日夜間ダイヤ

31605F

下り中津発20時台に18本が運転され、天王寺行きが6本、新金岡行きが2本、なかもず行きが10本運転されている。概ね2本に1本が天王寺行きとなっているが、なかもず行きの割合が若干高い。21時台は15本の運転で、天王寺行きが6本、新金岡行きが2本、なかもず行きが7本運転されている。天王寺まで3～4分毎の運転となっているが、天王寺以南は基本8分毎で新金岡行きが走る時だけ間隔が詰まる。22時台には13本が運転され、天王寺行きが5本、新金岡行き1本、なかもず行きが7本運転されている。天王寺まで4～5分毎、なかもずまで概ね10分毎の運転となる。23時台は12本が運転され、天王寺行き2本、新金岡行き1本、なかもず行き9本が運転されている。0時台には2本が運転され、中津発0時05分(箕面萱野発23時42分)のなかもず行きが最終となる。

上り天王寺発20時台は16本が運転されている。新大阪行きが6本、箕面萱野行きが10本運転されており、新大阪まで概ね4分毎、箕面萱野まで8分毎で、一部間隔が詰まるところがある。21時台は14本が運転され、新大阪行きが7本、箕面萱野行きが7本の運転で、千里中央までは概ね7～8分毎の運転となる。22時台は12本の運転で、新大阪まで5本、江坂まで1本、箕面萱野まで6本の運転となる。天王寺～新大阪間は5分毎、新大阪～箕面萱野間は10分毎の運転となる。23時台は9本が運転され、新大阪まで3本、中津まで2本、江坂まで2本、箕面萱野まで3本が運転されている。天王寺発23時40分(なかもず発23時22分)が箕面萱野行き最終となる。0時台には1本が運転されており、天王寺発0時03分(なかもず発23時45分)の新大阪行きが天王寺以北への最終となる。上り最終はなかもず発0時02分の天王寺行きとなる。