会社名 | 京都市交通局 |
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形式 | 10系 |
使用線区 | 烏丸線・近鉄京都線・近鉄奈良線 |
製造メーカー | 川崎重工・近畿車輌 |
制御方式 | 電機子チョッパ制御 1C8M |
主電動機 | 直巻整流子電動機130kW |
ブレーキ | 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ |
台車 | S型ミンデンFS505A・FS505B・FS005 |
最高速度 | 105km/h |
加速度 | 3.3km/h/s |
減速度(通常) | 3.5km/h/s |
減速度(非常) | 4km/h/s |
製造初年 | 1981年 |
電気方式 | 直流1500V 架空電車線方式 |
軌間 | 1435mm |
保安装置 | ATC・ATS |
座席定員 | 50人(先頭車) 56人(中間M1) 58人(中間M1′) |
扉枚数・座席形状 | 4扉ロングシート |
車体 | 21m級アルミ製車体 |
所属 | 竹田車庫 |
編成 | 6両 |
既存両数 | 96両(2019年4月現在) |
京都市営地下鉄10系は1981年5月の烏丸線開通と同時に4両編成9本が新製された。後に烏丸線延伸や近鉄京都線との相互直通運転開始などにより6両編成化され、1997年6月の国際会館延伸まで増備が続けられた。2020年5月現在6両編成20本120両が活躍している。
- 1101F
- 1102F
- 1103F
- 1104F
- 1105F
- 1106F
- 1107F
- 1108F
- 1109F
- 1110F
- 1112F
- 1114F
- 1116F
- 1117F
- 1118F
- 1120F
車体はアルミ製で、20m級4扉車両となっている。フロントマスクは関西では初めて前面傾斜型を採用した。アルミ車体に京都市営バスと同じ緑色のラインが入る外観となった。車内はロングシートで、シートは緑色を採用し、側壁の化粧板は花柄のベージュを採用した。蛍光灯には関西ではよく見られるカバーが付けられている。制御方式は1C8M制御の回生ブレーキ付サイリスタチョッパ制御となった。主電動機は定格出力130kWの直流直巻モータを採用した。パンタグラフは下枠交差型を採用し、中間電動車に2基搭載した。台車は住友金属工業のS形ミンデン式台車を採用した。ブレーキは電気指令式となった。保安装置にはATCを採用した。また近鉄京都線直通のためATSも搭載している。
1・2次車は1981年5月29日の烏丸線北大路~京都間開業に備えて4両編成9本が製造された。1・2次車は全て近畿車輌で製造され、側窓は固定窓となっている。
1988年6月11日に烏丸線京都~竹田間が延伸開業し、同年8月28日から近鉄京都線と相互直通を開始した。これにより3次車として6両編成5本が増備された。1・2次車も4両編成から6両編成に増結され、中間車2両が9本増備された。3次車は仕様が見直され、アルミ大型押出型材を使用した工法で製造された。フロントマスクも視認性向上のため額縁型をやめて傾斜角が変更された。前面貫通扉にも窓が設けられるなど1・2次車と比べて外観上の変化が大きくなった。側窓は1段下降式となり、窓のふちが丸みを帯びた形状になった。3次車6両編成5本は日立製、中間車2両9本は近車製となった。1990年10月24日に烏丸線北大路~北山間が延伸開業し、4次車6両編成1本が製造された。4次車では環境に配慮して、主制御器の脱フロン化、車両全体のノンアスベスト化が行われた。1993年8月には5次車6両編成2本が増備された。5次車の仕様は4次車と同様となっている。1997年6月3日に烏丸線北山~国際会館間が延伸開業し、6次車6両編成3本が増備された。車内案内表示器が設置され、車椅子スペースが全車両に設置された。同時期に製造された東京都交通局10-000形とともに国内での電機子チョッパ制御車の最終増備車となった。10系の製造もこれで終了した。
←竹田 | 国際会館→ | ||||
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1100Mc | 1200Mp | 1300T | 1600T | 1700Mp | 1800Mc |
1101 | 1201 | 1301 | 1601 | 1701 | 1801 |
1102 | 1202 | 1302 | 1602 | 1702 | 1802 |
1103 | 1203 | 1303 | 1603 | 1703 | 1803 |
1104 | 1204 | 1304 | 1604 | 1704 | 1804 |
1105 | 1205 | 1305 | 1605 | 1705 | 1805 |
1106 | 1206 | 1306 | 1606 | 1706 | 1806 |
1107 | 1207 | 1307 | 1607 | 1707 | 1807 |
1108 | 1208 | 1308 | 1608 | 1708 | 1808 |
1109 | 1209 | 1309 | 1609 | 1709 | 1809 |
←竹田 | 国際会館→ | ||||
1100Mc | 1200Mp | 1300T | 1600T | 1700Mp | 1800Mc |
1110 | 1210 | 1310 | 1610 | 1710 | 1810 |
1112 | 1212 | 1312 | 1612 | 1712 | 1812 |
1114 | 1214 | 1314 | 1614 | 1714 | 1814 |
1116 | 1216 | 1316 | 1616 | 1716 | 1816 |
1117 | 1217 | 1317 | 1617 | 1717 | 1817 |
1118 | 1218 | 1318 | 1618 | 1718 | 1818 |
1120 | 1220 | 1320 | 1620 | 1720 | 1820 |
2014年からは制御装置の更新が開始された。電機子チョッパ制御からVVVFインバータ制御に改修されている。主回路にSiCダイオードとIGBTによるハイブリッドSiCを採用したVVVFインバータ制御を採用し、従来1C8M制御だったのが、1C4M制御に変更された。主電動機は密閉型のかご形三相誘導電動機が採用され、出力が130 kWから140 kWに変更された。制動方式も付随車の制動力を電動車の回生ブレーキで優先して負担する遅れ込め制御に変更された。この更新は3次車以降の編成で実施され、2020年5月現在、1111F・1113F・1115F・1119Fの4編成が施工完了している。更新車は末尾にAが付けられているため、10A系と呼ばれている。
会社名 | 京都市交通局 |
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形式 | 10A系 |
使用線区 | 烏丸線・近鉄京都線・近鉄奈良線 |
製造メーカー | 川崎重工・近畿車輌 |
制御方式 | ハイブリットSiC 1C4M |
主電動機 | かご形三相誘導電動機140kW |
ブレーキ | 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ(遅れ込め制御) |
台車 | S型ミンデンFS505A・FS505B・FS005 |
最高速度 | 105km/h |
加速度 | 3.3km/h/s |
減速度(通常) | 3.5km/h/s |
減速度(非常) | 4km/h/s |
製造初年 | 2015年 |
電気方式 | 直流1500V 架空電車線方式 |
軌間 | 1435mm |
保安装置 | ATC・ATS |
座席定員 | 50人(先頭車) 56人(中間M1) 58人(中間M1′) |
扉枚数・座席形状 | 4扉ロングシート |
車体 | 21m級アルミ製車体 |
所属 | 竹田車庫 |
編成 | 6両 |
既存両数 | 24両(2019年4月現在) |
- 1111F
- 1113F
- 1115F
- 1119F
←竹田 | 国際会館→ | ||||
1100AMc | 1200AMp | 1300AT | 1600AT | 1700AMp | 1800AMc |
1111 | 1211 | 1311 | 1611 | 1711 | 1811 |
1113 | 1213 | 1313 | 1613 | 1713 | 1813 |
1115 | 1215 | 1315 | 1615 | 1715 | 1815 |
1119 | 1219 | 1319 | 1619 | 1719 | 1819 |