JR三角線~特急A列車で行こう~

  観光特急A列車で行こうは、九州新幹線が開業した半年後の2011年10月8日より運転を開始した。熊本〜三角間の運転で、三角で天草宝島ラインのフェリーと連絡している。熊本で新幹線と連絡し、天草、島原方面への観光輸送を担う列車となっている。土休日と春夏冬の休み期間に運転される臨時列車で、熊本〜三角間に3往復が運転される。

列車はキハ185系2両編成で運転されている。キハ185系はA列車で行こう専用に改造された車両を使用する。南蛮文化と天草の文化をイメージした黒をベースにゴールドを配した塗装で、車内には教会をイメージしたステンドガラスなどがあり、キリスト文化が根付いていた天草の文化を表現している。1号車にはラウンジやカウンターバーがあり、軽食や酒類をはじめとしたドリンクを提供する。2号車にはセミコンパートメント席が設けられている。列車はワンマン運転で、検札などの車内業務は客室乗務員が担当する。

A列車で行こうは2013年3月16日ダイヤ改正まで2往復の運転で、繁忙期には1往復が博多まで直通していた。同改正で3往復体制となり、博多までの直通運転はなくなった。熊本からの停車駅は宇土、三角。熊本〜三角間の所要時間は37〜42分で普通列車より10分程度速い。

  

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