JR貨物EF200【未完の大器に終わったマンモス機関車】

EF200-11

EF200-11

EF200はJR貨物初の新形式の機関車として1990年に試作車901号機が製造された。機関車としては初のVVVFインバータ制御を採用。6000kWの大出力を誇り、1600t列車の牽引が可能で、設計最高速度は120km/hとなった。国鉄最大級のマンモスロコだったEF66をはるかに凌駕するパワーを持つEF200は名実ともに貨物最強機として君臨するはずだったが、6000kwの最大出力は地上設備に多大な負担を強いるため、出力を抑えて運転されることになった。1992年から量産されたものの、製造両数は21両に留まり、以降は製造コストを抑えたEF210が量産されることとなった。

  

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