JR琵琶湖線(米原~京都間)平日朝ラッシュ時ダイヤ【2025年3月15日ダイヤ改正】

683系W36通勤特急らくラクびわこ1号

683系W36通勤特急らくラクびわこ1号

1.概要

JR琵琶湖線平日朝ラッシュ時ダイヤは下り大津着6時台に特急2本、新快速1本、快速(JR京都線内)5本、普通1本が運転されている。同7時台には特急1本、新快速6本、快速7本が運転されている。同8時台には特急1本、新快速4本、快速5本、普通3本が運転されている。大阪方面へ通勤通学するには6時台、7時台の利用となるが、京都方面への通勤通学するには7時台、8時台の利用となるため、運転本数は6時台から8時台にかけて多くなっている。基本的には普通は京都まで先着するダイヤになっている。新快速は草津からの複々線区間では外側線を走行する。

2.2025年3月15日ダイヤ改正

2025年3月15日ダイヤ改正ではJR琵琶湖線平日朝ラッシュ時ダイヤには大きな変更はなかった。

3.特急

271系HA656

271系HA656

特急は米原~大阪間の通勤特急びわこエクスプレスが1本、関空特急はるかが野洲に延長運転されるものが2本運転されている。停車駅は米原から彦根、近江八幡、野洲、守山、草津、南草津、石山、大津、山科、京都で、山科は通勤特急びわこエクスプレスのみが停車していたが、2021年3月13日改正から関空特急はるかも停車するようになった。また、同改正ではびわこエクスプレス、関空特急はるかともに南草津への追加停車が実施された。

びわこエクスプレスは特急サンダーバードの間合い運用の683系9両編成が使用されている。びわこエクスプレスは2021年3月13日ダイヤ改正で全車指定席となった。

関空特急はるかは281系が使用されており、9両編成で運転されているが、コロナ禍の影響により、減車されており基本は1号のみが9両編成で運転されている。関空特急はるかは2021年3月13日ダイヤ改正以前は、米原始発が2本、草津始発が1本運転されていた。同改正で米原始発2本が野洲始発に変更され、野洲以東への乗り入れがなくなった。早朝の草津始発のはるか3号の運転も継続されている。

JR琵琶湖線平日朝ラッシュ時下りダイヤ 2025年3月15日改正現在
種別 始発駅 時刻 発駅 時刻 着駅 時刻 着駅 時刻 終着駅 時刻 所要時分 距離 表定速度 備考
関空特急はるか3号 草津 5:58 京都 6:19 新大阪 6:46 関西空港 7:41 0時間21分 22.2km 63.4km/h 高槻停車
通勤特急らくラクびわこ1号 米原 6:04 京都 7:01 大阪 7:31 0時間57分 67.7km 71.3km/h 土休日運休
関空特急はるか9号 野洲 7:15 京都 7:46 新大阪 8:15 関西空港 9:13 0時間31分 29.7km 57.5km/h
関空特急はるか11号 野洲 7:51 京都 8:20 新大阪 8:46 関西空港 9:36 0時間29分 29.7km 61.4km/h

4.新快速

223系V39新快速姫路

223系V39新快速姫路

新快速は米原発では6時台に4本、7時台に3本が運転されている。6時台は敦賀始発が2本、米原始発が2本運転されている。7時台は長浜始発が2本、近江塩津始発が1本となっている。

米原から京都まで約60分、大阪へは90分かかる。大阪までの通勤はかなり時間がかかるが、京都へは通勤通学圏内といえる。

新快速の運転は、2022年3月12日ダイヤ改正以前では、ピーク時間帯7〜8本の運転だった。ダイヤ改正によりピーク時間帯の運転は6本となり、概ね10分毎の運転となった。

野洲からは6時台に4本、7時台に5本、8時台に4本が運転されている。このうち6時台の2本、7時台の1本、8時台の2本は野洲始発なっている。

野洲発6時台は概ね20分毎の運転で、野洲発6時52分のみ13分の間隔で運転されている。このあと20分空いて7時12分から概ね10分毎の運転となる。この20分空いたところに山科から湖西線直通の新快速が入って来て10分毎の運転となる。

京都着7時11分から8時12分までの間の新快速は概ね10分毎の運転となっている。7時11分の前の新快速は6時51分で、その前は6時31分となっており、早朝は20分毎の運転となった。7時01分には通勤特急びわこエクスプレスが入っており、京都発車時点では新快速とともに10分毎の運転を形成しているが、大阪到着時点ではびわこエクスプレスの方が3分早くなっており、特急の貫禄を見せる形になっている。

新快速は初発が野洲発6時11分で、そのあと30分近く間が空いて米原発6時13分が運転されている。この後は、概ね10分に1本程度の運転となり、草津発ベースでは6時58分(野洲)、7時07分(敦賀)、7時24分(敦賀)、7時33分(野洲)、7時42分(米原)、7時51分(長浜)、8時06分(近江塩津)、8時18分(長浜)、8時35分(野洲)に運転されている。
北陸線敦賀発が2本、近江塩津発が1本、長浜発が2本の運転で、長浜発6時台に3本、7時台に2本が運転されている。この他に米原発が1本運転されており、米原駅ベースでは6時台に3本、7時台に4本が運転されている。野洲始発は2本のみで、大半の列車が野洲以東から運転されている。
野洲以東から運転される列車は近江八幡で普通と連絡している。野洲からは新快速、普通ともに本数が多くなる。

JR琵琶湖線平日朝ラッシュ時下りダイヤ 2025年3月15日改正現在
種別 始発駅 時刻 発駅 時刻 着駅 時刻 着駅 時刻 終着駅 時刻 所要時分 距離 表定速度 備考
新快速 野洲 6:00 京都 6:31 大阪 7:02 姫路 8:12 0時間31分 29.7km 57.5km/h
新快速 野洲 6:20 京都 6:51 大阪 7:23 姫路 8:32 0時間31分 29.7km 57.5km/h
新快速 米原 6:13 京都 7:11 大阪 7:44 姫路 8:50 0時間58分 67.7km 70km/h
新快速 敦賀 5:31 米原 6:26 京都 7:23 大阪 7:56 姫路 9:05 0時間57分 67.7km 71.3km/h 米原経由
新快速 敦賀 5:51 山科 7:28 京都 7:33 大阪 8:04 姫路 9:17 0時間05分 5.5km 66km/h 湖西線経由
新快速 敦賀 5:51 米原 6:46 京都 7:43 大阪 8:15 姫路 9:28 0時間57分 67.7km 71.3km/h 米原経由
新快速 野洲 7:23 京都 7:54 大阪 8:27 西明石 9:13 0時間31分 29.7km 57.5km/h
新快速 米原 7:00 京都 8:06 大阪 8:37 姫路 9:42 1時間06分 67.7km 61.5km/h
新快速 長浜 6:56 京都 8:14 大阪 8:46 姫路 9:53 1時間18分 75.4km 58km/h
新快速 近江塩津 6:49 京都 8:29 大阪 9:01 姫路 10:08 1時間40分 99.1km 59.5km/h
新快速 長浜 7:28 京都 8:41 大阪 9:13 姫路 10:17 1時間13分 75.4km 62km/h

5.快速

223系R03普通京都

223系R03普通京都

JR琵琶湖線内各駅に停車する快速は初発は野洲発4時46分で、5時台に4本が運転されている。このうち1本が米原始発となっている。5時台にはこの他、野洲発京都行きの普通も1本運転されている。

野洲発6時台には6本が運転され、当駅始発が2本、米原発が4本運転されている。この時間帯の快速であれば、京都着は7時台、大阪着は7時台後半から8時台前半となる。2022年3月12日ダイヤ改正では安土始発の快速が米原発の快速に統合される形で1本減便されている。

野洲発7時台には4本が運転され、米原発3本と安土発1本が運転されている。野洲発7時35分以降の快速は高槻まで各駅に停車する。それ以前の列車は京都から快速運転を行う。

JR琵琶湖線平日朝ラッシュ時下りダイヤ 2025年3月15日改正現在
種別 始発駅 時刻 発駅 時刻 着駅 時刻 着駅 時刻 終着駅 時刻 所要時分 距離 表定速度 備考
普通 野洲 5:21 京都 5:55 0時間34分 29.7km 52.4km/h
普通 柘植 7:14 草津 8:01 京都 8:28 0時間27分 22.2km 49.3km/h
普通 野洲 8:06 京都 8:45 0時間39分 29.7km 45.7km/h
普通 柘植 7:42 草津 8:30 京都 8:57 0時間27分 22.2km 49.3km/h

快速も新快速と同じように京都着7時01分から8時23分の間は概ね10分毎の運転となっている。山科から湖西線近江舞子始発の快速大阪行きが加わるため、これが走る時間帯のみ5分毎の運転となっている。快速は京都で新快速に追い抜かれるダイヤになっているが、ダイヤ改正で一部列車は山科付近で追い抜かれるようになった。京都では新快速と快速はホームが異なるため乗り換えは難しい。山科で連絡する方が緩急接続ができて便利だろう。

JR琵琶湖線平日朝ラッシュ時下りダイヤ 2025年3月15日改正現在
種別 始発駅 時刻 発駅 時刻 着駅 時刻 着駅 時刻 終着駅 時刻 所要時分 距離 表定速度 備考
快速 野洲 4:46 京都 5:19 大阪 5:56 姫路 7:29 0時間33分 29.7km 54km/h 京都~高槻間快速・有料座席うれしート設定
快速 野洲 5:08 京都 5:41 大阪 6:19 網干 8:19 0時間33分 29.7km 54km/h 京都~高槻間快速・有料座席うれしート設定
快速 米原 4:59 京都 6:05 大阪 6:42 網干 8:40 1時間06分 67.7km 61.5km/h 京都~高槻間快速
快速 野洲 5:42 京都 6:16 大阪 6:54 姫路 8:41 0時間34分 29.7km 52.4km/h 京都~高槻間快速
快速 野洲 5:52 京都 6:26 大阪 7:07 網干 8:59 0時間34分 29.7km 52.4km/h 京都~高槻間快速
快速 米原 5:31 京都 6:40 大阪 7:20 姫路 9:03 1時間09分 67.7km 58.9km/h 京都~高槻間快速
快速 野洲 6:13 京都 6:49 大阪 7:28 網干 9:27 0時間36分 29.7km 49.5km/h 京都~高槻間快速・有料座席うれしート設定
快速 米原 5:50 京都 7:01 大阪 7:39 網干 9:40 1時間11分 67.7km 57.2km/h 京都~高槻間快速
快速 野洲 6:34 京都 7:11 大阪 7:51 姫路 9:36 0時間37分 29.7km 48.2km/h 京都~高槻間快速
快速 米原 6:00 京都 7:21 大阪 8:01 姫路 9:45 1時間21分 67.7km 50.1km/h 京都~高槻間快速
快速 米原 6:17 京都 7:32 大阪 8:11 網干 10:02 1時間15分 67.7km 54.2km/h 京都~高槻間快速
快速 米原 6:32 京都 7:42 大阪 8:22 姫路 10:05 1時間10分 67.7km 58km/h 京都~高槻間快速
快速 安土 7:06 京都 7:54 大阪 8:32 0時間48分 42.8km 53.5km/h
快速 柘植 6:37 草津 7:37 京都 8:03 大阪 8:43 網干 10:42 0時間26分 22.2km 51.2km/h
快速 近江舞子 7:21 山科 8:05 京都 8:10 大阪 8:53 0時間05分 5.5km 66km/h 京都~高槻間各駅に停車
快速 米原 6:52 京都 8:14 大阪 8:58 網干 11:01 1時間22分 67.7km 49.5km/h 京都~高槻間各駅に停車
快速 米原 7:05 京都 8:22 大阪 9:11 加古川 10:35 1時間17分 67.7km 52.8km/h
快速 米原 7:20 京都 8:37 大阪 9:23 西明石 10:22 1時間17分 67.7km 52.8km/h 京都~高槻間各駅に停車
快速 米原 7:35 京都 8:51 大阪 9:36 網干 11:30 1時間16分 67.7km 53.4km/h

6.区間別運転本数

【敦賀~長浜間各駅】

敦賀発5時台に1本、6時台に2本新快速が運転されている。6時台以降は9時台まで長浜、米原止まりの普通のみの運転となる。7時台に普通2本、8時台と9時台は各1本が運転されている。

【長浜~米原間各駅】

6時台には新快速が3本、普通1本が運転されており、6時56分に始発の新快速がある。7時台には新快速2本、普通2本が運転されており、7時28分に始発の新快速がある。普通のうち1本は当駅始発7時55分の網干行きとなる。8時台、9時台は普通のみの運転で新快速の運転はない。

【米原〜野洲間各駅】

6時台に特急びわこエクスプレス1本、新快速4本、快速3本が運転。新快速は米原始発が6時13分と6時59分の2本が運転され、快速は全て米原始発となっている。
7時台には新快速3本、快速4本が運転され、快速は全て米原始発。新快速の米原始発はない。新快速は快速と近江八幡で緩急接続する。快速は安土始発が2本あったが、2022年3月12日ダイヤ改正で1本削減されて安土発7時07分1本のみとなった。

【野洲〜草津間各駅】

野洲からは新快速、快速ともに当駅始発電車が増える。2021年3月13日改正からは関空特急はるか2本が野洲始発となった。野洲発7時16分、7時51分に運転されている。新快速は6時台に2本、7時台に1本が野洲始発となっている。快速は6時台に2本が野洲始発となっている。

野洲発の時点では、6時台に特急1本、新快速4本、快速6本の運転、7時台に特急2本、新快速5本、快速4本の運転となっている。野洲発6時40分から7時40分の間がピーク時間帯になっている。野洲から京都までは新快速と快速が並行ダイヤとなるため、新快速停車駅は京都まではどの列車に乗っても先着する。なお、8時台には野洲発京都行きの普通が1本運転されている。

【草津〜京都間各駅】

草津からは草津線直通が入ってくる。草津線直通は6時台に京都行きが1本、7時台に大阪行きの快速が1本運転されている。8時台には野洲発京都行きの普通1本と、草津線から京都行き普通が2本運転されている。草津からは当駅始発の設定はない。草津発では6時台に特急1本、新快速3本、快速6本、普通1本が運転。7時台には特急2本、新快速5本、快速6本が運転されている。草津〜大津間の各駅は草津発の時点の運転と同様で、快速は全て京都まで先着となるので、新快速停車駅では全ての電車が先着するダイヤとなる。

山科から湖西線電車が増えるため運転本数は一気に増える。湖西線は山科発7時台に京都から新快速になる快速1本、普通4本が運転。8時台には大阪行きの快速が1本、普通4本が運転されている。上記の湖西線直通も加えて山科発7時台には特急1本、新快速6本、快速6本、湖西線普通京都行き4本の運転。快速のうち1本は湖西線直通で京都から新快速になる。同8時台には特急1本、新快速4本、快速5本、普通3本、湖西線普通4本が運転されている。

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