【優等列車も速度を落として通過するほどの急カーブがある】
近鉄南大阪線布忍駅は大阪府松原市にある。普通のみが停車する駅で、大阪阿部野橋まで優等列車が停まる駅がないため普通を乗り通さなければならない。橿原神宮前方には急カーブがあり、通過する優等列車もスピードを落として通過して行く。電車はデータイム普通が毎時6本の運転で、平日朝ラッシュ時上り7時台には普通が6本、平日夕方ラッシュ時下り18時台には普通が6本運転されており、概ね10分毎の運転となっている。布忍駅は1922年4月18日に大阪鉄道道明寺〜当駅までの延伸とともに開業した。1923年4月13日に大阪天王寺まで延伸されて中間駅となった。1943年2月1日に関西急行鉄道が大阪鉄道を合併して、関西急行鉄道天王寺線の駅となった。1944年6月1日に南海鉄道との合併により、近畿日本鉄道の駅となった。2007年4月1日からICカードの利用が可能になった。
駅構内はホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両6両分ある。
上下ホーム間には地下道があり連絡している。
上下ホーム間にはエレベーター用の陸橋も設置されている。
改札は1ヶ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口は1ヶ所で南側に出られる。
駅周辺の道路は狭いが、駅前にはスペースがあるため車の乗り入れも可能だ。
駅の橿原神宮前方はほぼ90度に曲がる急カーブになっているため優等列車も速度を落として通過していく。
布忍 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 2,535 | 1,463 | 1,072 | 57.7% |
2007年度 | 2,932 | 1,845 | 1,087 | 62.9% |
対07年度比 | 86.5% | 79.3% | 98.6% |
布忍駅の2017年度1日あたりの乗車人員は2,535人で、うち定期利用者は1,463人となっている。定期比率は57.7%で、定期利用者は6割を切っている。10年前の2007年度と比較すると全体で13.5%減、定期利用者は20.7%減、定期外利用者は1.4%減となっている。