京阪本線平日夕方ラッシュ時ダイヤ【2023年8月26日変更】

2633F区間急行枚方市

1．概要

京阪本線平日夕方ラッシュ時ダイヤは、2021年9月25日ダイヤ変更で12分サイクルになった。12分毎の運転といっても完全にパターン化されていない。

京橋発17時台には特急5本、快速急行3本、準急6本、区間急行1本、普通5本が運転されている。これに加えて有料座席列車のライナーが1本設定されている。

同18時台には特急5本、快速急行3本、急行2本、準急6本、区間急行1本、普通5本が運転されている。これに加えてライナー2本が設定されている。

同19時台には特急5本、快速急行4本、準急6本、普通5本が運転されている。これに加えてライナー1本が設定されている。

特急と普通は毎時5本概ね12分毎の運転だが、快速急行と準急はあまりパターン化されていない。夕方ラッシュ時は朝ラッシュ時のように守口市を通過する通勤快速急行や通勤準急の設定はない。

2．2023年8月26日ダイヤ変更

8007Fライナー淀屋橋

淀屋橋発17時33分、18時36分にライナー2本が増発された。

下り出町柳発17時55分、淀屋橋着18時55分のライナー淀屋橋行きを新設。夕方の下りライナーはこれが初めての設定となる。

下り出町柳発18時15分、18時49分の快速特急洛楽の運転を取り止め。代わりにライナーを設定し、特急を増発した。

3．特急

3004F特急出町柳

特急は毎時5本12分毎に運転されている。全て淀屋橋～出町柳間の運転となっている。ライナーが運転されるスジでは11分や13分の間隔となるがほぼ等間隔に運転されている。

データイムの特急は8000系に統一されたが、夕方以降は3000系を使用する列車もある。8000系、3000系を使用する列車にほプレミアムカーが連結されている。3扉ロングシート車を使用する列車も少なくなったが残存している。

特急の停車駅は終日同じで、淀屋橋から北浜、天満橋、京橋、枚方市、樟葉、中書島、丹波橋、七条、祇園四条、三条。淀屋橋〜出町柳間の所要時間は約57分で、列車によっては59分かかる列車もある。

特急は車種を問わず全て8両編成で運転されている。淀屋橋発17時31分、17時58分、18時34分、18時57分の列車は3扉ロングシート車を使用する。

4.ライナー

8004Fライナー出町柳

ライナーは淀屋橋～出町柳間に17時台に1本、18時台に2本、19時台に1本運転されている。ダイヤ変更前は淀屋橋発18時台と19時台に1本ずつの運転だったが、ダイヤ変更により、17時台と18時台に1本ずつ増発された。

停車駅は特急と同じで、北浜、天満橋、京橋、枚方市、樟葉、中書島、丹波橋、七条、祇園四条、三条で、夕方のライナーは全て寝屋川市、香里園には停まらない。

ライナーは全て8000系を使用し、全車指定で運転されている。乗車するには乗車券のほかライナー券が必要となる。ライナー券は京橋から樟葉までが300円、中書島以遠へは380円で、プレミアムカー利用の場合はプレミアムカー料金が適用される。

淀屋橋から丹波橋までは偶数号車のみ扉が開閉していたが、2023年5月15日からは全ての扉で乗降できるようになった。七条〜出町柳間の乗車だけであればライナー券は不要となっている。

ライナーは座席確保を目的とした有料列車だが、プレミアムカーとは違い、通常の転換クロスシートが有料となるためお得感はあまりない。始発駅からの利用はあまりメリットはないが、京阪は北浜、天満橋、京橋と分散型ターミナルになっているので、途中駅からでも座席が確保できるため、2023年8月26日ダイヤ変更でも増発されている。夕方ラッシュ時ではダイヤ変更前は2本の運転だったが、増発により4本が運転されるようになった。

2023年8月26日ダイヤ変更で、下りライナーも1本新設された。出町柳発17時55分、淀屋橋着18時55分の時刻で運転されている。ライナー運転の代わりに快速特急洛楽は1本のみの運転となった。

4．快速急行

6008F快速急行枚方市

快速急行は淀屋橋〜出町柳、樟葉間の運転が主体で、1本だけ中之島〜樟葉間の運転がある。
2023年8月26日ダイヤ変更では、淀屋橋発17時24分、17時50分が急行から置き換えられて新設された。淀屋橋発18時28分の快速急行は急行に置き換えられた。また、淀屋橋発17時37分の快速急行は17時40分発に変更されて樟葉行きとなった。

ダイヤ変更により快速急行は京橋発17時台に3本、18時台に3本、19時台に4本が運転されている。17時台の列車は樟葉行き2本、枚方市行き1本で、18時台は出町柳行き1本、樟葉行き2本の運転となっている。19時台は全て樟葉行きとなっている。ダイヤ変更により出町柳行きが減少して1本のみの運転となった。

18時台の快速急行のうち1本は中之島発18時42分の樟葉行きとなっている。夕方ラッシュ時では唯一の中之島線直通の快速急行となっている。

快速急行は8両編成を主体に運用されているが、この時間帯の列車は3000系の使用はない。淀屋橋発17時50分、同19時18分、19時31分、19時42分は7両編成で運転されている。

快速急行の停車駅も終日同じで、淀屋橋から北浜、天満橋、京橋、守口市、寝屋川市、香里園、枚方市、樟葉、中書島、丹波橋、七条、祇園四条、三条。

快速急行は守口市で普通と緩急接続を行う。香里園で準急や普通と緩急接続を行う列車と枚方市で緩急接続を行う列車があり、このあたりは列車によって異なる。

5．急行

6014F急行樟葉

急行は淀屋橋～樟葉間の運転で、淀屋橋発18時15分、18時27分の2本が運転されている。17時26分、17時49分の2本は2023年8月26日ダイヤ変更で快速急行に置き換えられた。2021年9月25日ダイヤ変更以前は、18時台に20分毎に3本淀まで運転されていたが、同変更により運転時間帯が繰り上がり、樟葉行きとなった。

淀屋橋発18時15分の列車は8両編成、同18時27分の列車は7両編成で運転されている。

急行の停車駅も終日同じで、淀屋橋から北浜、天満橋、京橋、守口市、寝屋川市、香里園、枚方公園、枚方市。

6．準急

2455F準急出町柳

準急は京橋発17時台に6本、18時台に6本、19時台に6本が運転されている。淀屋橋発と中之島発があり、17時台は全て淀屋橋始発だったが、2023年8月26日ダイヤ変更で中之島始発の枚方市行きが新設された。18時台は淀屋橋発が3本、中之島発が3本の運転となっている。19時台も淀屋橋発が3本、中之島発が3本の運転となっている。

京橋発17時台の準急は出町柳行き4本、樟葉行き1本、枚方市行き1本が運転、18時台は出町柳行き3本、樟葉行き1本、枚方市行き2本が運転、19時台は出町柳行き5本、枚方市行き1本の運転となっている。2023年8月26日ダイヤ変更では、淀屋橋発17時13分の準急が枚方市行きから出町柳行きに変更され、同17時17分の準急出町柳行きが樟葉行きに、同17時27分の準急枚方市行きが出町柳行きに変更された。また、中之島発18時25分の準急出町柳行きは枚方市行きに変更された。

準急は7両編成が主体で、8両編成を使用するのは中之島発17時39分の枚方市行き1本のみとなっている。準急の停車駅も終日同じで、淀屋橋から北浜、天満橋、京橋、守口市、萱島以遠の各駅。

7．区間急行

2209F区間急行枚方市

区間急行は17時台と18時台に各1本が運転されている。2023年8月26日ダイヤ変更で、淀屋橋発17時08分、中之島発17時28分、17時41分の3本が廃止された。淀屋橋発16時57分に枚方市行き1本が新設されて、京橋発17時台、18時台に区間急行枚方市行きが各1本の運転となった。

平日夕方ラッシュ時の区間急行は全て7両編成で運転されている。区間急行の停車駅も終日同じで、中之島～京橋、淀屋橋～京橋までの各駅と守口市以遠の各駅となっている。

8．普通

9004F普通萱島

普通は中之島始発が主体で、中之島発の準急が増える時間帯には淀屋橋始発も運転されている。17時台には中之島～出町柳間1本、中之島～萱島間4本の普通が運転されている。18時台には中之島～萱島間2本、中之島～出町柳間1本、淀屋橋～枚方市間1本、淀屋橋～萱島間1本の普通が運転されている。19時台には中之島～萱島間3本、淀屋橋～萱島間2本の普通が運転されている。

普通は概ね12分に1本の割合で運転されている。京橋～守口市間では快速急行、急行、準急が続行で運転されているため、守口市で2本待避を行う列車も多く、3本待避する列車もある。

普通は6両、7両、8両編成が使用されている。中之島発17時20分、17時33分、18時15分、18時48分、19時40分と淀屋橋発19時04分の列車は6両編成を使用している。中之島発19時21分の列車は8両編成で運転されている。