近鉄南大阪線データイムダイヤ【2024年3月16日ダイヤ変更】

26402Fさくらライナー

1．概要

近鉄南大阪線データイムダイヤは、特急、急行、区間急行、準急、普通の5種別で運転されている。特急は有料特急で大阪阿部野橋～吉野間に運転されている。急行と区間急行は同じ時間帯に運転されることはなく、区間急行は10時台から14時台までの間に運転されている。準急は長野線直通が主体で、この他に橿原神宮前行きと古市行きがある。普通は藤井寺行きが主体で、古市行きが30分毎に運転されている。

2．2024年3月16日ダイヤ変更

下り大阪阿部野橋発16時40分の特急吉野行きが廃止された。
上り橿原神宮前発9時44分の特急大阪阿部野橋行き、吉野発11時34分の特急大阪阿部野橋行き、吉野発16時34分の特急大阪阿部野橋行きが廃止された。
上り吉野発15時12分の急行大阪阿部野橋行きが橿原神宮前始発に変更された。
上り橿原神宮前発8時37分の準急大阪阿部野橋行きが古市始発に変更された。
上り橿原神宮前発8時37分の普通古市行きを新設した。

3．特急

16009F特急大阪阿部野橋行き

特急は大阪阿部野橋～吉野間に60分毎に運転されている。特急の停車駅は大阪阿部野橋から尺土、高田市、橿原神宮前、飛鳥、壺阪山、吉野口、福神、下市口、六田、大和上市、吉野神宮。以前は土休日ダイヤでは吉野まで30分毎の運転となっていたが、2021年7月3日ダイヤ変更で、平日、土休日ともに吉野まで60分毎の運転となった。橿原神宮前まで毎時2本運転されている時代もあったが、利用者減により毎時1本の運転となった。特急の大阪阿部野橋～吉野間の所要時間は1時間16分で、急行の1時間32分よりも16分速い。2022年4月23日ダイヤ変更では大きな変化はなかった。

特急のうち2往復は6000系改造の16200系を使用する観光特急青の交響曲となっている。この列車に乗車するには、特急料金に加えて特別車両料金210円が別途必要となる。下りは大阪阿部野橋発10時10分、14時10分で、上りは吉野発12時34分、16時04分となっている。

この他の特急は、26000系さくらライナーが4両編成で、その他の汎用特急車を使用する列車は2両編成となっている。さくらライナーは4両中1両がDX車両となっており、特急料金の他にDX料金210円が別途必要となる。レギュラーシート車もDX車両連結に合わせてリニューアル改造が行われた。
汎用特急車は、旧型の16000系、16010系を中心に、16400系、16600系のACEが2両編成で運用されている。16400系リニューアル車と16600系には各座席にコンセントが設置されているが、16000系、16010系にはコンセントの設置はない。16000系、16010系は塗装こそリニューアルされたものの、座席はリクライニングするものの、旧態依然のものが使用されている。12200系なきあと、16000系は近鉄でも最古の特急車両となっている。

4．急行

6301F急行大阪阿部野橋

急行は下り大阪阿部野橋発9時50分までと同15時20分以降に運転されている。下り大阪阿部野橋発8時20分、9時20分、9時50分、15時20分、15時50分は橿原神宮前行き、上り橿原神宮前発15時31分、16時03分の2本は橿原神宮前始発となっている。急行の停車駅は古市、尺土、高田市、橿原神宮前以遠の各駅となっている。データイムの急行は4両編成で運転s慣れている。

5．区間急行

6508F区間急行大阪阿部野橋

区間急行は毎時2本の運転で、大阪阿部野橋～橿原神宮前間で運転されている。停車駅は大阪阿部野橋から古市、尺土以遠の各駅。平日は橿原神宮前で普通吉野行きに連絡する。土休日は橿原神宮前から普通吉野行きに変身して吉野線に直通する列車が多かったが、2022年4月23日ダイヤ変更で、吉野線普通の輸送力適正化のため2両編成での運転が多くなり、区間急行から吉野線普通に変身する電車は減少した。

急行時代と同様に区間急行も全区間4両編成で運転されている。区間急行は下りが大阪阿部野橋発10時20分から14時50分の間に運転され、その他の時間帯は従来通り急行が運転される。橿原神宮前駅の構造上、折り返し運転が容易ではないため、各所にある引上げ線をやり繰りしながら運用している。

6．準急

6149F準急河内長野

準急は大阪阿部野橋～河内長野間に毎時4本、大阪阿部野橋～古市間に毎時2本が運転されている。大阪阿部野橋～古市間では毎時6本が運転されており、南大阪線の主力種別になっている。2022年4月23日ダイヤ変更で、10時台から14時台までの橿原神宮前行きが古市行きに変更された。古市～橿原神宮前間は2両編成の普通に置き換えられた。準急の停車駅は大阪阿部野橋から河内松原、藤井寺以遠の各駅。

長野線直通の河内長野行きが毎時4本運転されているが、南大阪線は10分毎での運転、長野線では15分毎での運転とするため、古市で時間調整を行い、等間隔化している。河内長野行きは2本に1本は古市で後続の区間急行と連絡する形になっている。橿原神宮前行きは古市で系統分離され、準急古市行きと古市～橿原神宮前間の2両編成の普通になった。

7．普通

6148F普通古市

普通は大阪阿部野橋～古市間に毎時2本、大阪阿部野橋～藤井寺間に毎時4本が運転されている。普通は今川で準急、河内天美で特急、区間急行、河内松原で準急の待避を行う。古市行きは藤井寺で特急の待避を行う。2021年7月3日ダイヤ変更で古市～橿原神宮前間の区間運転が廃止された。2022年4月23日ダイヤ変更で、大阪阿部野橋～橿原神宮前間の準急が系統分離されて、古市～橿原神宮前間に普通が30分毎に設定された。この普通は2両編成で、一部電車はワンマン運転を行う。また、橿原神宮前から普通吉野行きに変身して吉野線に直通する電車もある。