JR神戸線平日朝ラッシュ時ダイヤ【2021年3月13日改正】

並走する快速と普通

JR神戸線平日朝ラッシュ時ダイヤ【2021年3月13日改正】

【概要】
JR神戸線平日朝ラッシュ時ダイヤは、大阪着7時59分から8時59分の間に新快速7本、快速8本、普通17本が運転されている。これに加えて尼崎～大阪間ではJR宝塚線の特急が1本、丹波路快速が2本、快速2本が運転されており、外側線は最大20本の運転となる。内側線は普通が17本運転される。尼崎以西では外側線15本、内側線17本の運転となる。

【列車別】

289系J2通勤特急らくラクはりま

2019年3月16日ダイヤ改正で姫路～大阪間に通勤特急らくラクはりまが新設された。着席サービスを有料で提供する目的で設定され、姫路発6時21分、大阪着7時21分のダイヤで運転を開始した。運転当初は自由席主体だったが、2020年のコロナ禍の影響で、同年7月6日から全車指定席で運転されている。2021年3月13日ダイヤ改正では、大久保への追加停車と新大阪までの運転延長が実施された。停車駅は加古川、大久保、西明石、明石、神戸、三ノ宮、大阪で、新快速や快速の始発電車がない加古川や明石などをターゲットにしている。2021年3月13日ダイヤ改正では新快速が停車しない大久保が停車駅に追加された。J-WEST会員になればチケットレスサービスで大幅な割引もあり、座席を買い取る方式のマイシートも発売されている。車両は特急くろしおで使用されている289系6両編成を間合いで使用している。当初は半室グリーン車と指定席を3.5両、自由席を2両連結していたが、2020年7月6日から全車指定席となっている。

289系J4通勤特急らくラクはりま

225系U7新快速長浜

新快速は全て姫路以西発で、姫路発6時12分から7～8分毎に運転されている。姫路始発は5時45分、6時12分、7時10分の3本のみで、その他は姫路以西の各駅から運転されている。姫路駅で増結作業を行う列車もあり、姫路からの利用者は一定の座席が供給される。姫路以西からの発駅は網干から6本、播州赤穂から3本、上郡から2本が運転されている。

223系V64快速近江塩津

快速も全て姫路以西発での運転となっている。大阪着7時台に5本、8時台に7本が運転されている。7時台の列車は上郡発1本、網干発2本、姫路発2本が運転、8時台の列車は播州赤穂発1本、網干発3本、姫路発3本が運転されている。8時台の快速は4本が大阪止まりとなっている。9時台にも1本大阪止まりがあり、それ以外はJR京都線方面へ直通している。平日朝ラッシュ時の快速は大阪着8時08分から9時13分までの9本が西明石～兵庫間で列車線を走行する。このため、この9本については舞子、垂水、須磨を通過する。大阪着7時台の5本については電車線走行のため上記3駅にも停車する。兵庫以東の停車駅はデータイムと同じで、神戸、元町、三ノ宮、六甲道、住吉、芦屋、西宮、尼崎、大阪に停車する。快速は御着、加古川、大久保、神戸で新快速に追い抜かれる。このうち御着と大久保は通過追い抜きとなる。

321系D7普通大阪

普通は大阪着7時台に10本、8時台に16本が運転されている。大半が西明石始発で運転されているが、加古川始発が3本、大久保始発が1本、神戸始発が1本設定されている。尼崎から東西線に入る普通が7時台に4本、8時台に3本が運転されている。尼崎始発の普通も7時台に3本、8時台に3本が運転されている。また、JR宝塚線新三田始発の普通が7時台に2本、8時台に3本あり、尼崎から大阪以東へ直通している。普通は全て7両編成で運転され、ピーク時間帯は4分毎の運転となる。

普通長尾行きと快速

【区間別】
【姫路以西】
姫路以西からは網干発5時台に新快速1本、快速4本が運転され、快速は2本が網干以西からの運転となっている。1本は上郡始発、もう1本は播州赤穂始発で運転されている。網干発6時台には新快速5本、快速3本が運転されている。新快速1本が上郡始発で運転されている以外は全て網干始発となっている。網干発7時台には新快速5本、快速3本、普通1本が運転されている。新快速は上郡から1本、播州赤穂から3本が運転されている。快速は1本が上郡始発でそれ以外は網干始発となる。普通は糸崎発姫路行きで運転されている。

【姫路～西明石間】
姫路～西明石間では昼間時には加古川始発の快速も運転されているが、朝ラッシュ時には加古川始発の快速の設定はない。姫路発5時台には新快速2本、快速4本が運転され、新快速、快速ともに1本が当駅始発となっている。6時台には姫路発6時21分に通勤特急らくラクはりまが設定されている。新快速は5本、快速は7本が運転されており、そのうち新快速1本、快速5本が当駅始発となっている。7時台は新快速7本、快速5本が運転されている。新快速、快速それぞれ1本が当駅始発となっている。姫路での増結作業もあるので、当駅始発がなくても増結車に並んで座ることもできるので姫路からは着席して通勤できる可能性は高い。
加古川からは快速の当駅始発はないが、7時台に普通4本が当駅始発で運転されている。また、普通は大久保始発も1本が6時台に設定されている。大久保には新快速は停車しないが、2021年3月13日改正から通勤特急らくラクはりまが停車するようになった。

【西明石～尼崎間】
西明石からは普通が加わるが、新快速、快速は姫路発時点と同じ本数が運転されている。西明石、明石、神戸、三ノ宮には通勤特急らくラクはりまも停車する。快速は神戸で新快速に追い抜かれて、神戸から大阪まで先着するダイヤになっている。新快速、快速は列車線、外側線を走行する。快速が列車線を走行するため、舞子、垂水、須磨には停車しない。この3駅は普通しか利用できない。西明石～神戸間の各駅からも新快速、快速への乗り継ぎによって尼崎、大阪方面へは速達性が確保されている。普通は神戸始発が7時台に1本あるだけで、その他は西明石以西からの運転で、概ね4分毎に運転されている。新快速、快速もピーク時間帯には毎時8本ずつ運転されているので高頻度に運転されており、神戸、三ノ宮、芦屋などで普通から乗り継ぐこともできるので普通しか停まらない駅でも利便性は高い。

【尼崎～大阪間】
尼崎からは普通の一部が東西線に入るので、その分本数が減るが、逆にJR宝塚線から大阪方面への直通電車が乗り入れてくるので本数は多くなる。